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cmp - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 返り値
  6. 関連項目
  7. 注意

名前

cmp - 2 つのファイルを 1 バイトずつ比較する

書式

cmp [ -bls ] [ -i BYTES [:BYTES2 ]][ -n BYTES ][ --bytes BYTES ][ --ignore-initial= BYTES [:BYTES2 ]][ --print-bytes ] [ --quiet ] [ --silent ] [ --verbose ]
cmp [ -v ] [ --help ] [ --version ]

説明

cmp は 2 つのファイルを比較する。 ファイルはどんな種類のものでもよく、比較は 1 バイトずつ行われる。 結果は標準出力に書き出される。 2 つのファイル名のうちの 1 つが ` - 'にされた場合、 cmp はそのファイルの代わりに標準入力を使う。
デフォルトでは、2 つのファイルの内容が同じ場合 cmp は何も出力しない。 2 つのファイルの内容が異なる場合、 最初に差異が生じたバイト位置と行番号を表示する。 バイト位置と行番号は 1 から始まる。

オプション

"-b, --print-bytes"
違いのあるバイトを表示する。 制御文字は `^' とそれに続く文字で表示し、 ハイビットがセットされている (訳注: 0x80 から 0xFF までの) バイトは (メタを示す) `M-' を先頭につけて表示する。
-i BYTES[:BYTES2 ]] , --ignore-initial= BYTES[:BYTES2 ]]
入力ファイルの最初の BYTES バイトまでにある違いを無視する。 BYTES バイトより小さいサイズのファイルは空のファイルとして扱われる。 BYTES2 が指定された場合、 比較する前に 2 つ目のファイルの BYTES2 バイトもスキップする。
"-l, --verbose"
違いのある全てのバイトについて、 オフセット行 (10 進数) とバイト数 (8 進数) を表示する。
-n BYTES , --bytes= BYTES
BYTES バイト目までだけを比較する。
"-s, --quiet, --silent"
何も表示しない。 2 つのファイルが異なるかを示す終了状態のみを返す。
"--help"
使用法を標準出力に表示して終了する。
"-v, --version"
バージョン情報を標準出力に表示して終了する。

返り値

cmp は次のいずれかの状態を返して終了する:

0
2 つのファイルに違いはない。
1
2 つのファイルに違いがある。 一方のファイルが他方のファイルより小さく、 --verbose オプションが指定されている場合、 cmp は短い方のファイルの終端 EOF に達したことを表示する。
2
エラーが発生した。

関連項目

diff (1), diff3 (1)

注意

プログラムのバグについては bug-gnu-utils@gnu.org へ報告してください。 このページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> によって更新された。