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expand - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 注意

名前

expand - タブをスペースに変換する

書式

expand [ -i ][ -TAB1 [,TAB2... ] [ -t TAB1 [,TAB2... ] [ --initial ][ --tabs=TAB1 [,TAB2... ] [ FILE... ]
expand [ --help ] [ --version ]

説明

expand は指定された FILE の内容を標準出力に書き込む。 その際、タブ文字を適当な数のスペースに置き換える。 FILE が 1 つも与えられないと標準入力から読み込む。また FILE が ` - 'だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。
デフォルトでは expand はすべてのタブをスペースに変換する。バックスペース文字は出力に保存され、 タブの計算における桁数を減らす作用をもたらす。デフォルトの動作は `-t 8' が指定された場合と同じ (タブを 8 桁おきに設定する)。

オプション

-TAB1 [,TAB2... ], -t TAB1 [,TAB2... ], --tabs=TAB1 [,TAB2... ]
タブストップが 1 つだけ与えられた場合には、 タブを TAB1 おきに設定する (デフォルトは 8)。 その他の場合は、タブを TAB1 桁、 TAB2 桁... に設定し (桁数は 0 から数え始める)、 与えられた数以降のタブはスペース文字 1 つに置き換える。タブストップを --tabs オプションで指定する際には、それぞれの間は空白またはコンマで区切る。 短縮形式 -TAB... は推奨されない。
-i, --initial
それぞれの行の先頭タブ (initial tabs) のみをスペースに変換する。 「先頭タブ」とは、行先頭から続くタブ文字の集まりのこと。
"--help"
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
"--version"
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

注意

プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
man ページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が作成しました。