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frexp - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. 準拠
  6. 関連項目

名前

frexp, frexpf, frexpl - 浮動小数点実数を小数成分と整数成分に変換する

書式

#include <math.h>

double frexp(double x, int *exp);
float frexpf(float x, int *exp);
long double frexpl(long double x, int *exp);

-lm でリンクする。

説明

frexp () 関数は浮動小数点実数 x を正規化小数と指数に分解し、 指数を *exp に格納する。

返り値

frexp () 関数は正規化小数を返す。 引数 x がゼロでない場合、この正規化小数は x に 2 の累乗を乗じたものであり、その絶対値は 常に 1/2 以上 1 未満の値である。 x がゼロの場合、正規化小数はゼロになり *exp にはゼロが格納される。

準拠

SVr4, 4.3BSD, C89. float 版と "long double" 版は C99 の要求仕様である。

#include <math.h>
#include <float.h>
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>


int main(int argc, char *argv[]) { double x, r; int exp;
x = strtod(argv[1], NULL); r = frexp(x, &exp);
printf("frexp(%g, &e) = %g: %g * %d^%d = %g", x, r, r, FLT_RADIX, exp, x); exit(EXIT_SUCCESS); } /* main */

このプログラムを実行すると以下のような結果となる:

$ ./a.out 2560 frexp(2560, &e) = 0.625: 0.625 * 2^12 = 2560 $ ./a.out -4 frexp(-4, &e) = -0.5: -0.5 * 2^3 = -4

関連項目