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makedbm - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表

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  6. 著者

名前

makedbm - ypserv のデーターベースファイルを生成・ダンプする

書式

/usr/lib/yp/makedbm [ -a | -r ] [ -b ] [ -c ] [ -s ] [ -l ] [ -i YP_INPUT_NAME ] [ -o YP_OUTPUT_NAME ] [ -m YP_MASTER_NAME ] inputfile dbname
/usr/lib/yp/makedbm -u dbname
/usr/lib/yp/makedbm -c
/usr/lib/yp/makedbm --version

説明

makedbm は入力ファイルを ypserv のデーターベースファイルに変換する。 現在は GDBM のデーターベースを用いている。入力ファイルの それぞれの行は一つのレコードに変換される。最初に現われるタブまたはスペース までの文字がキーとなり、行の残りの部分がデータとなる。 makedbm は `#' に特殊な取り扱いはしない。

オプション

-a
メイルエイリアス用の特殊なサポートを提供する。これを指定しないと sendmail 用に makedbm を用いることはできない。 sendmail が db を用いるのに対し、 ypserv では gdbm データーベースフォーマットを用いているからである。
-b
出力に YP_INTERDOMAIN を挿入する。このキーを入れると、   ypserv (8) はマップに見つからなかったホスト名のアドレス検索に DNS を用いる。
-c
ローカルの   ypserv (8) に YPROC_CLEAR を送る。 ypserv はすべてのキャッシュエントリを無効にする。
-l
与えられたマップのキーを小文字に変換する。
-i YP_INPUT_NAME
YP_INPUT_NAME というキーを持った特殊なエントリを生成する。
-m YP_MASTER_NAME
YP_MASTER_NAME というキーを持った特殊なエントリを生成する。 マスターとなるホスト名が指定されない場合は、 YP_MASTER_NAME はローカルのホスト名にセットされる。
-o YP_OUTPUT_NAME
YP_OUTPUT_NAME というキーを持った特殊なエントリを生成する。
-r
`#' をコメントのサインとみなし、コメント行を削除する。
-s
安全なマップを生成する。安全な NIS ネットワーク (特権ポート) からの接続のみを許可する
-u dbname
ypserv のデーターベースファイルをダンプする。 ファイルはテキストフォーマットで出力され、一つのエントリが一行になる。 キーと値はスペース一つで区切られる。
--no-limit-check
NIS キーとデータリミットをチェックしない。

関連項目

著者

makedbm は Thorsten Kukuk <kukuk@suse.de> によって書かれた。