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netlink - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 注意
  5. 関連項目

名前

netlink - netlink マクロ

書式

#include <asm/types.h>

#include <linux/netlink.h>
int NLMSG_ALIGN(size_t len);
int NLMSG_LENGTH(size_t len);
int NLMSG_SPACE(size_t len);
void *NLMSG_DATA(struct nlmsghdr *nlh);
struct nlmsghdr *NLMSG_NEXT(struct nlmsghdr *nlh, int len);
int NLMSG_OK(struct nlmsghdr *nlh, int len);
int NLMSG_PAYLOAD(struct nlmsghdr *nlh, int len);

説明

<linux/netlink.h> では、 netlink データグラムにアクセスしたり、これを作成するための 標準マクロがいくつか定義されている。 これらは   cmsg (3) で定義されている補助データ (auxiliary data) 用のマクロと、 その精神において似ているものである。 netlink ソケットに対してやりとりされるバッファには、 必ずこれらのマクロを使ってアクセスすべきである。

NLMSG_ALIGN
netlink メッセージの長さを丸めて正しく揃える。
NLMSG_LENGTH
格納領域 (payload) の長さを引数にとり、 nlmsghdrnlmsg_len フィールドに納めるために揃えられた長さを返す。
NLMSG_SPACE
与えた長さの格納領域に収められた netlink メッセージが占める バイト数を返す。
NLMSG_DATA
与えた nlmsghdr に関連づけられた格納領域へのポインタを返す。
NLMSG_NEXT マルチパートメッセージにおいて、次の nlmsghdr を入手する。これを呼び出すときには、 現在の nlmsghdr で NLMSG_DONE がセットされていないことを 確認しなければならない。この関数は終端で NULL を返さないからである。 length 引数はメッセージバッファの残り長さが入った左辺値である。 このマクロはこの引数からメッセージヘッダの長さ分を差し引く。
NLMSG_OK
Netlink メッセージが途切れておらず、パーズ可能であれば真を返す。
NLMSG_PAYLOAD
nlmsghdr に関連づけられた格納領域の長さを返す。

注意

通常はカーネルの低レベルインターフェイスよりも、 libnetlink 経由で netlink を用いるほうが良い。

関連項目

  netlink (7) 

および libnetlink に関しては ftp://ftp.inr.ac.ru/ip-routing/iproute2*