pr - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表
- 名前
- 書式
- 説明
- オプション
- POSIX 向けの注意
- 注意
名前
pr - 印刷用にファイルのページづけ・段組みを行う
書式
pr
[+
FIRST_PAGE
[:
LAST_PAGE
]]
[-
COLUMN
] [-acdfmrtvFJT
]
[-e
[IN-TABCHAR
[IN-TABWIDTH
]]
[-h
HEADER
]
[-i
[OUT-TABCHAR
[OUT-TABWIDTH
]]
[-l
PAGE_LENGTH
]
[-n
[NUMBER-SEPARATOR
[DIGITS
]]
[-o
MARGIN
]
[-s
[SEP-CHAR
]]
[-w
PAGE_WIDTH
]
[-D
DATEFORMAT
]
[-N
LINE_NUMBER
]
[-S
[SEP-STRING
]]
[-W
PAGE_WIDTH
]
[--across
]
[--columns=
COLUMN
]
[--date=
DATEFORMAT
]
[--double--space
]
[--expand-tabs
[=
IN-TABCHAR
[IN-TABWIDTH
]]
[--form-feed
]
[--header
HEADER
]
[--indent=
MARGIN
]
[--length
PAGE_LENGTH
]
[--merge
]
[--number-lines
[=
NUMBER-SEPARATOR
[DIGITS
]]
[--no-file-warnings
]
[--output-tabs
[=
OUT-TABCHAR
[OUT-TABWIDTH
]]
[--omit-header
]
[--pages=
FIRST_PAGE
[:
LAST_PAGE
]]
[--page_width=
PAGE_WIDTH
]
[--separator
[=
SEP-CHAR
]]
[--sep-string
[=
SEP-STRING
]]
[--show-control-chars
]
[--show-nonprinting
]
[--width=
PAGE_WIDTH
]
[
FILE...
]
pr
[
--help
] [
--version
]
説明
pr
は
FILE
の内容にページを付けて標準出力に書き出す。
オプションで指定すれば段組みして出力することもできる。
FILE
が 1 つも与えられないと標準入力から読み込む。また
FILE
が
`
-
'だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。
デフォルトでは、それぞれのページに 5 行のヘッダがつく。
ヘッダは 2 行の空行、日付・ファイル名・ページ番号の行、2 行の空行からなる。
各ページの末尾には 5 行の空行からなるフッタも出力される。
デフォルトでは
PAGE_LENGTH
は 66 行で、ヘッダのテキスト行は
PAGE_WIDTH
桁 (デフォルトは 72 桁) を幅いっぱいに用い、
`yy-mm-dd HH:MM String Page nnnn' という形式で出力される。
ここで String はまん中におかれる文字列である。
入力にフォームフィードがあると、そこで出力は改頁される。
フォームフィードが続くと空のページができる。
段は、おのおの等しい幅を持ち、デフォルトではスペースで区切られる。
-J
オプションが指定されない限り、行は常に
PAGE_WIDTH
で切り捨てられる。1 段の出力では、
行の切り捨てはデフォルトでは行われない
(切り捨てを行うには
-W
オプションを使う)。
オプション
-
+
FIRST_PAGE
[:
LAST_PAGE
]
-
-
--pages=
FIRST_PAGE
[:
LAST_PAGE
]
-
FIRST_PAGE
から
LAST_PAGE
までを出力する。
LAST_PAGE
を省略するとファイル末尾までを出力する。
スキップするページ数を評価するとき、入力ファイルにある
フォームフィードは改ページとみなされる。
+
FIRST_PAGE
があってもなくても、出力のページ番号と行番号は同じで、
入力の最初のページからカウントが開始される (出力ページの最初からではない)。
しかしページ番号の振り方は
-N
によって変更することもできる。
-
-
COLUMN
-
-
--columns=
COLUMN
-
FILE
それぞれが
COLUMN
段の出力になる (デフォルトは 1)。
段の幅は
PAGE_WIDTH
から自動的に計算され、
それぞれのページにおける各段の行数は調整される。
段に入りきらない行は切り捨てられる。
--columns
は
-m
と同時には指定できない。
-
-a, --across
-
それぞれの
FILE
で、段組みの行の進行方向を縦でなく横にする。
COLUMN
は 2 以上でなければならない。
段に収まらない行の余計な分は切り捨てられる。
-
-c, --show-control-chars
-
-
-d, --double-space
-
行間に空行を挿入する (ダブルスペース表示)。
-
-e
[IN-TABCHAR
[IN-TABWIDTH
]]
-
-
--expand-tabs
[=
IN-TABCHAR
[IN-TABWIDTH
]],
-
入力のタブをスペースに展開する。
IN-TABCHAR
は入力のタブ文字を指定する (省略可: デフォルトは <TAB>)。
IN-TABWIDTH
はタブの幅を指定する (省略可: デフォルトは 8)。
-
-f, -F, --form-feed
-
改ページに複数の改行ではなくフォームフィード (^L) を使用し、
ヘッダは 3 行形式にする (最初の空行 2 つとフッタは省略される)。
1 ページあたり 66 行というデフォルトの設定は変更されないが、
1 ページあたりのテキスト行はデフォルトの 56 行から
63 行に変更される。
-
-h
HEADER
, --header=
HEADER
-
ヘッダに表示される
FILE
の名前を文字列
HEADER
に置き換える。
`yy-mm-dd HH:MM HEADER
Page nnnn' が
PAGE_WIDTH
より長くなると、左側で行の切り捨て (`*' マークされる) が
行われる。`-h ""
' とするとヘッダ行は空になる。
-
-i
[OUT-TABCHAR
[OUT-TABWIDTH
]]
-
-
--output-tabs
[=
OUT-TABCHAR
[OUT-TABWIDTH
]]
-
出力のスペースをタブに圧縮する。
OUT-TABCHAR
は出力のタブ文字を指定する (省略可: デフォルトは <TAB>)。
OUT-TABWIDTH
はタブの幅を指定する (省略可: デフォルトは 8)。
-
-J, --join-lines
-
行の内容すべてをマージする。段組みオプション
-
COLUMN
, `-a -
COLUMN
', -m
とともに指定すると、
-W
や
-w
の行切り捨てを無効にする。段の揃えは行わない。
段の区切り文字は <TAB> に変更される。
ただし -S
による上書きは可能である。
-
-l
PAGE_LENGTH
, --length=
PAGE_LENGTH
-
(ヘッダとフッタを含めた) ページ長を
PAGE_LENGTH
行に設定する。デフォルトは 66 行。
PAGE_LENGTH
が 10 行以下の場合 (および
-F
も指定された場合は 3 行以下の場合) は、
page-length
が 10 以下の場合には、
-T
オプションが指定されたかのように、
ヘッダとフッタが省略され、入力ファイルのフォームフィードは無視される。
-
-m, --merge
-
全てのファイルを並べて出力する。1 ファイルが 1 段となる。
行の長さが段に収まらない場合、はみ出た分は切り捨てられる。
FILE
に空のページが (フォームフィードによって) 存在すると、
空の段が出力される。ただし
SEPARATOR
によるマークはされる。(しかし全ての段が空となるページでは、
区切り文字も行番号も表示されない。)
デフォルトのヘッダは `yy-mm-dd HH:MM <blanks> Page nnnn' となるが、
-h
HEADER
を同時に指定すれば、まん中の部分を記述するようにできる。
-S
[SEP-CHAR
] も同時に指定できる。
-
-n
[NUMBER-SEPARATOR
[DIGITS
]]
-
-
--number-lines
[=
NUMBER-SEPARATOR
[DIGITS
]]
-
各段の前に行番号をふる。複数ファイルの並列表示 (-m
)
の場合は、行の先頭だけに番号をふる。
行番号の開始は、デフォルトでは入力ファイルの最初の行である
(印刷された最初の行ではない。
-N
と -
PAGES
を見よ)。
NUMBER-SEPARATOR
は行番号とテキストの間に入る文字を指定する。
デフォルトはスペース。桁数が変わらない場合は <TAB> に圧縮される。
DIGITS
は行番号の桁数を指定する (省略可: デフォルトは 5)。
-
-o
MARGIN
, --indent=
MARGIN
-
各行を
MARGINP
文字分のスペースでインデントする (デフォルトは 0)。
つまり左マージンを設定する。
総ページ幅は
MARGIN
+
PAGE_WIDTH
になる。行番号つきの段組み出力では溢れることがあるかもしれない。
-
-r, --no-file-warnings
-
コマンドラインで与えられた
FILE
がオープンできない場合でも、警告メッセージを表示しない。
(しかしファイルのオープンに失敗した場合に
0 以外の終了ステータスを返す動作は変らない。)
-
-s
[SEP-CHAR
], --separator
[=
SEP-CHAR
]
-
段組のセパレータを
SEP-CHAR
文字にする。
SEP-CHAR
のデフォルトは、
-s
と同時に
-w
を指定した場合は空文字列、それ以外の場合は <TAB>。
-w
と組み合わせた場合には、段の行切り捨てが行われないという副作用がある。
-
-S
[SEP-STRING
], --sep-string
[=
SEP-STRING
]
-
段組みのセパレータを
SEP-STRING
にする (デフォルトは空文字列)。
短縮形式 -S
は推奨されない。
-
-t, --omit-header
-
各ページのヘッダ (とフッタ) を印字しない。
また改ページ処理も行わない (ページ末に空行やフォームフィードを入れない)。
ページ構造は生成されないが、入力ファイルのフォームフィードは残る
(つまりあらかじめ定義されたページ区切りは変更されない)。
-t
や
-T
は他のオプションと組み合わせると便利である。
例えば `-t -e4
' は入力の <TAB> を 4 つのスペースに変換する以外は
何も変更しない。-t
は -h
を無効にする。
-
-v, --show-nonprinting
-
印字できない文字を、バックスラッシュ表記の 8 進数で出力する。
-
-w
PAGE_WIDTH
, --width=
PAGE_WIDTH
-
複数段の出力に限り、ページは場を
PAGE_WIDTH
文字に設定し (デフォルトは 72)、行の余分を切り捨てる。
-
-D
DATEFORMAT
, --date=
DATEFORMAT
-
DATEFORMAT
をヘッダの日付書式として使用する。
または日付を指定するために使用する。
詳細は date
(1) を見よ。
-
-N
LINE_NUMBER
, --first-line-number=
LINE_NUMBER
-
印刷された最初のページの最初の行を
LINE_NUMBER
行とし、そこから行カウントを開始する。
-
-S
[SEP-STRING
], --sep-string
[=
SEP-STRING
]
-
出力の段組みの区切りを文字列
SEP-STRING
にする。
-
-T
-
ヘッダ (とフッタ) を出力しない。
さらに入力にあるフォームフィードをすべて無効にする。
-
-W
PAGE_WIDTH
, --page_width=
PAGE_WIDTH
-
段組みが 1 段の場合でも複数の場合でも、ページの幅を
PAGE_WIDTH
文字にして (デフォルトは 72)、行の余分を切り捨てる。
-W
の指定も段組みのオプションも指定されなければ、
行の余分の切り捨ては行われない
(ヘッダは例外で、常に切り捨てが行われる)。
-
--help
-
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
-
--version
-
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
POSIX 向けの注意
大文字 1 文字のオプションは小文字のオプションより優先される。
しかし後の方に再定義するほうが POSIX
には準拠している。
また、1 文字のオプションへの引数は、
POSIX
の規定ではオプションの文字と分離できない
(例えば `-s
a' は `-s
a' と書かなければならない)。
注意
プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
man ページは Ragnar Hojland Espinosa
<ragnar@ragnar-hojland.com> が作成しました。
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