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snmptrapd.conf - ファイルのフォーマットと規約の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 説明
  3. 最初にお読みください
  4. ディレクティブ
  5. 注意
  6. 関連項目

名前

/usr/share/snmp/snmptrapd.conf - ucd-snmp trap デーモンの設定ファイル

説明

snmptrapd.conf は ucd-snmp SNMP trap を受信するデーモンが trap を受信した際の動作を定義する設定ファイルである。 このファイルには、以下の 「 ディレクティブ 」セクションで説明されているディレクティブを指定することができる。 このファイルはデーモンが trap を操作・受信・報告するために必要な訳ではない。 このファイルは trap デーモンに拡張性を提供するための手段として用いられる。

最初にお読みください

最初に、snmp_config(5) の man ページを読んでおくこと。 この man ページには、ucd-snmp 設定ファイルの処理のされ方・ ファイルの場所・設定ファイル間の関連性が書かれている。

ディレクティブ


traphandle 設定ディレクティブは、OID トークンにマッチする trap を受信したときに、 snmptrapd が起動する外部プログラムを設定する。 OID トークンが default の場合、他のトラップハンドラにマッチしない trap は、 このデフォルトの trap ハンドラを呼び出す (訳註:そしてこのデフォルトハンドラが、 このディレクティブに書かれたプログラムを呼び出す)。 プログラムは trap の詳細を標準入力から受け取る。 フォーマットは以下のようになっており、1 行につき 1 エントリである。

trap を送ってきた該当ホストの名前。 ホスト名は gethostbyaddr() で決定されたものである。

trap を送ってきたホストの IP アドレス。

トラップとその変数の記述を含む variable bindings のリスト。 空白までの行の最初のトークンは OID で、 行の残りの部分はその値である。 1 番目の OID は system.sysUpTime.0、 2 番目の OID は ...snmpTrap.snmpTrapOID.0 にすべきである。 OID の残りは trap に含まれる variable bindings である (ただし最後の OID はこの限りでないかもしれない)。 SNMPv1 trap では、一番最後の OID は ...snmpTrap.snmpTrapEnterprise とその値である。 基本的に SNMPv1 trap は、 SNMPv1 と SNMPv2 の共存のためのドキュメントに書かれている方法で、 SNMPv2 trap の PDU タイプに変換されている。 しかし RFC の番号を忘れてしまった。

SNMPv3 ユーザーの作成についての説明は、 snmpd.conf の man ページを参照すること。 大体同じであるが、ファイル名を snmpd.conf から snmptrapd.conf に読み変えること。

SNMPv1 TRAP メッセージを表示するときに使うフォーマット。 使用可能なレイアウト文字は snmptrapd (8)を参照すること。

SNMPv2 TRAP2 メッセージと SNMPv2 INFORM メッセージを 表示するときに使うフォーマット (SNMPv3 は SNMPv2 形式の TRAP と INFORM を使っている点に注意)。

注意


このデーモンは traphandle コマンドを実行するとブロックしてしまう (適切なシグナルのキャッチと wait() の組合せにより、 将来修正しなければならない)。

関連項目

snmp_config(5), snmptrapd(8), syslog(8), variables(5), read_config(3).