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time - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 注意
  7. 準拠
  8. 関連項目

名前

time - 秒単位の時間を得る

書式

#include <time.h>
time_t time(time_t * t );

説明

time () は紀元 (1970年1月1日00:00:00 UTC) からの経過時間を秒単位で返す。
もし t が NULL でなかったら返り値は t の指しているメモリにも格納される。

返り値

成功した場合、紀元(the Epoch)からの経過秒数を返す。エラーの場合は ((time_t)-1) を返し、errno を設定する。

エラー

EFAULT
t がアクセス可能なアドレス空間の外を指している。

注意

POSIX.1 では 「紀元からの経過秒数 (seconds since the Epoch)」 は指定した時刻と紀元との間の秒数であると定義している。 ただしこのとき UTC (協定世界時) から秒を求める変換には、素朴な変換式 (閏秒を無視し、 4 で割り切れる年をすべて閏年とした式) を用いるものとしている。 この値は紀元と現在時刻との間で実際に経過した秒数と同じではない。 なぜならば閏秒が存在するし、時計(clock)を標準時間(standard reference)に 同期させることを要求されていないからである。 この定義の意図は紀元からの経過秒数の解釈を一定にすることである。 より詳しい原理は POSIX.1 Annex B 2.2.2 を参照すること。

準拠

SVr4, 4.3BSD, POSIX.1-2001.
4.3BSD ではこの関数は   gettimeofday (2) に取って代わられている。 POSIX にはエラー状態の規定はない。

関連項目