vacation - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表
- 名称
- 書式
- 解説
- 関連ファイル
- 関連項目
- 歴史
名称
書式
vacation
[
-i
][
-I
][
-r
interval
][
-x
][
-a
alias
][
-d
][
-f
database
][
-m
message
][
-s
address
][
-t
time
][
-z
]
login
解説
vacation
は、メールの送信者に対して、あなたが現在メールを
読んでいない旨を通知するメッセージを返送します。通常、
.forward
ファイルの中で使われます。
例えば、あなたの
.forward
ファイルの中で次のように記述します。
\eric, "|/usr/bin/vacation -a allman eric"
これで、あなた自身 (ここではログイン名が eric であるとします)
にメッセージを送るとともに、
``eric''
もしくは
``allman''
に宛てられたメッセージに自動応答します。
以下のオプションを指定することができます。
-
-a
alias
-
alias
宛てのメッセージをユーザのログイン名に送られたメールと同様に処理します。
-
-d
-
エラーおよびデバッグのメッセージを、syslog の代りに標準出力へ送ります。
本オプションを使用しない場合、正しくない引数や存在しない
login
で
vacation
を呼び出す等の致命的なエラーは、
syslog(8)
を使用して、システムログファイルへ記録します。
-
-f
filename
-
データベース名として、
filename
を
~/.vacation.db
の代りに使用します。
filename
が / で開始しない場合には、~ からの相対となります。
-
-i
-
vacation データベースを初期化します。
これは、
.forward
ファイルを変更する前に行なっておく必要があります。
-
-I
-
-i
と同じです
(後方互換性のためにあります)。
-
-l
-
vacation データベースファイルの内容を列挙します。
この情報には、
アドレスと、それぞれのアドレスにおいて最後に自動応答した時刻を含みます。
-
-m
filename
-
送信されるメッセージを含むファイルとして、
filename
を
~/.vacation.msg
の代りに使用します。
filename
が / で開始しない場合には、~ からの相対となります。
-
-r
interval
-
自動応答の間隔を
interval
日に設定します。デフォルトは 1 週間です。間隔を
``0''
に設定すると、全てのメッセージに対して自動応答を行ないます。
``infinite''
(実際には数字以外の文字ならなんでも) を設定すると、
同じ送信者には一度しか自動応答を行ないません。
-
-s
address
-
受け付けるメールの
From
行にある送信者アドレスの代りに、
address
を、vacation メッセージの受信者として使用します。
-
-t
time
-
無視されます。
Sun の vacation プログラムとの互換性のためだけに存在します。
-
-x
-
除外リストを標準入力から読み込みます (行毎に 1 アドレス)。
除外リストに含まれるアドレスから届くメールに対しては、
vacation
は返送しません。
除外リストの要素として
``@domain''
を指定することで、ドメイン全体を除外することも可能です。
-
-z
-
vacation メッセージの送信者を、ユーザの代りに
``<>''
にします。
vacation メッセージの送信者を空の逆パスにすることは
standards-track RFC は求めていませんので、RFC 違反となるかもしれません。
login
(もしくは
-a
オプションによって指定された
alias
) がメールの
``To:''
もしくは
``Cc:''
ヘッダになければ、自動応答は送られません。また、
``???-REQUEST'',
``???-RELAY'',
``???-OWNER'',
``OWNER-???'',
``Postmaster'',
``UUCP'',
``MAILER'',
``MAILER-DAEMON''
から (大文字、小文字は区別されません) のメールや、
``Precedence: bulk''
や
``Precedence: junk''
の行がヘッダに含まれているメールに対しても自動応答は送られません。
あなたへのメールの送信者のアドレスは
ホームディレクトリの
.vacation.db
ファイル中で
db(3)
を使用して管理されます。
vacation
ではホームディレクトリに
.vacation.msg
ファイルを置くことによって、
あなたへのメールの送信者へのメッセージを指定します。
このファイルは (ヘッダを含む) 完全なメッセージでなければなりません。
以下に例を示します。
From: eric@CS.Berkeley.EDU (Eric Allman)
Subject: I am on vacation
Delivered-By-The-Graces-Of: The Vacation program
Precedence: bulk
わたしは 7 月 22 日まで休暇をとっています。緊急の場合は
Keith Bostic <bostic@CS.Berkeley.EDU> に連絡願います。
--eric
Vacation
(訳註)返答メッセージに日本語を使う場合には、
漢字コードは JIS (ISO-2022-JP) でなければいけません。
vacation
はメールの送信者を決定するために標準入力の 1 行目の
UNIX
``From''
行を読みます。この
``From''
行は
sendmail(8)
が自動的に付加するものです。
vacation
が不正な引数で呼ばれたり、
login
名が存在しないような致命的なエラーはシステムのログファイルに
syslog(8)
を使って記録されます。
関連ファイル
-
~/.vacation.db
-
デフォルトのデータベースファイル
-
~/.vacation.msg
-
デフォルトの送信メッセージ
関連項目
歴史
vacation
コマンドは
4.3BSD
から登場しました。
- Linux Tips 関連記事
- Linux Tips(目次)
- Linux ディストリビューション一覧
- rpm のファイル名にあるi386とかi686とは
- 自分のマシンの情報を調べる
- cron の設定
- ssh の root ログインを禁止する
- ssh を、ユーザ、IPでアクセス制限
- 鍵交換方式によるssh接続
- 鍵交換方式によるssh接続( windowsから )
- 複数ファイル内の文字列を置換して上書き保存する
- あるグループをイニシャルグループとするユーザー一覧出力
- 複数ファイルのファイル名を一括変換する
- 連番ファイルをコマンド一発で作成する
- 中身がランダムなファイルを任意のサイズで作成する
- Linux ユーザーアカウントをロック・アンロックする