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abs - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. 準拠
  6. 注意
  7. 関連項目

名前

abs, labs, llabs, imaxabs - 整数の絶対値を計算する

書式

#include <stdlib.h>

int abs(int j);
long int labs(long int j);
long long int llabs(long long int j);
#include <inttypes.h>
intmax_t imaxabs(intmax_t j);

説明

abs () 関数は、整数の引数j の絶対値を計算する。 labs (), llabs (), imaxabs () 関数は、 それぞれの関数の型に応じた引数 j の絶対値を計算する。

返り値

それぞれの関数の型に応じた整数の引数の絶対値を返す。

準拠

SVr4, POSIX.1-2001, 4.3BSD, C99. C89 は abs () 関数と labs () 関数のみを含んでいる。 llabs () 関数と imaxabs () 関数は C99 で追加された。

注意

最大の負整数の絶対値は、定義されていない。

llabs () 関数はバージョン 2.0 から glibc に含まれるようになったが、 libc5 や libc4 にはない。 imaxabs () 関数は バージョン 2.1.1 から glibc に含まれるようになった。

llabs () が宣言されるためには、標準ヘッダを include する前に _ISOC99_SOURCE_ISOC9X_SOURCE (どちらかは glibc の バージョンに依存する)を define しておく必要がある。

GCC は abs () と labs () をビルドイン関数として扱う。 GCC 3.0 は llabs () と imaxabs () もビルドインとして扱う。

関連項目