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atd - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. ファイル
  6. 関連項目
  7. バグ

名前

atd - 後で実行するためにキューに入れられたジョブを実行する

書式

atd [ -l load_avg ][ -b batch_interval ][ -d ][ -s ]

説明

atd は   at (1) によってキューに入れられたジョブを実行する。

オプション

-l
負荷レベル (load factor) の限界値を指定する。これより大きい状態では、 batch ジョブは起動されない。コンパイル時のデフォルトの値は 0.8 である。 n 個の CPU からなる SMP システムでは、この値は n-1 より大きくすると良いだろう。
-b
バッチジョブの起動間隔の最小値を秒単位で指定する (デフォルトは 60)。
-d
デバッグモード。エラーメッセージを   syslog (3) に渡すのではなく、標準エラー出力に表示する。
-s
at/batch キューを一回しか処理しない。これは主として古いバージョンの at との互換性を保つために用いられる。 "atd -s" は昔の atrun コマンドと等価である。以前との互換性のため、 "atd -s" を起動するスクリプトが /usr/sbin/atrun としてインストールされている。

ファイル

/var/spool/atjobs ジョブを保存するディレクトリ。このディレクトリはモードを 700、オーナーを daemon にするべきである。

/var/spool/atspool 出力を保存するディレクトリ。このディレクトリはモードを 700、オーナーを daemon にするべきである。

関連項目

at(1), atrun(1), cron(1), crontab(1), syslog(3)

バグ

atd の機能は cron (1)へ統合されるべきである。