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cat - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. DOS の テキスト/バイナリ モード
  6. 注意

名前

cat - ファイルを連結して出力する

書式

cat [ -benstuvABET ] [ --binary ] [ --number ] [ --number-nonblank ][ --show-all ] [ --show-ends ] [ --show-nonprinting ][ --show-tabs ] [ --squeeze-blank ] [ FILE... ]
cat [ --help ] [ --version ]

説明

cat は指定したファイルそれぞれの内容を標準出力へ書き出す。 FILE が一つも与えられないと標準入力から読み込む。また FILE が ` - 'だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。

オプション

-b, --number-nonblank
空白でない行に番号を付ける。初めの行を1行目とする。
-e
`-vE ' と同じ。
-n, --number
すべての行に番号を付ける。初めの行を 1行目とする。
-s, --squeeze-blank
連続した空白行を、1つの空白行にまとめる。
-t
`-vT ' と同じ。
-u
何もしない。 Unix との互換性のために存在する。
-v, --show-nonprinting
<LFD> と <TAB> とを除く制御文字を `^' 表記を使って表示する。 高位ビットがセットされている文字は、前に `M-' を置いて表わす。
-A, --show-all
`-vET ' と同じ。
-B, --binary
DOS プラットフォームのみ。ファイルの読み書きをバイナリモードで行う。 バイナリ/テキストモードについては以下の記述を参照のこと。
-E, --show-ends
各行の最後に ` $ 'を表示する。
-T, --show-tabs
<TAB> 文字を `^I' と表示する。
"--help"
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
"--version"
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

DOS の テキスト/バイナリ モード

cat はデフォルトではテキストモードを用い、 標準出力がファイルまたはパイプにリダイレクトされたときには バイナリモードを用いる。 この振舞いはオプションによって変更でき、 --binary--show-nonprinting を指定すればバイナリモードに、 --number-blank--show-ends--number を指定すればテキストモードになる。
テキストモードでは文字変換が行われる (例えば <CR> を <CR><LF> へ、など)。 したがって cat を使ったファイルコピーには適さない。 オリジナルの内容を保存しないからである。

注意

プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
man ページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が作成しました。