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catgets - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. 注意
  6. 準拠
  7. 関連項目

名前

catgets - メッセージカタログからメッセージを取り出す

書式

#include <nl_types.h>

char *catgets(nl_catd catalog , int set_number , int message_number , const char * message );

説明

catgets ()は catalog で指定されたメッセージカタログから、 セット set_number のメッセージ message_number を読み取る。 catalog は、   catopen (3) の呼び出しによって得られたカタログ ディスクリプタを指定する。 4番目の引数 message は、指定のメッセージカタログが現在利用できない 場合に catgets ()が返すデフォルトのメッセージを指す。 メッセージテキストは内部のバッファ領域に格納されており、 保存や変更を行う場合にはアプリケーション側でコピーする必要がある。 返される文字列は常にヌル文字で終端される。

返り値

成功した場合、 catgets ()は内部のバッファ領域へのポインタを返す。 ここにはヌル文字で終端されたメッセージ文字列が格納されている。 失敗した場合は message を返す。

注意

これらの関数は libc.so.4.4.4c 以降でしか使えない。 Jan 1987 X/Open Portability Guide では、エラーの時に 返される値により微妙な指定をしている。 catalog で指定されたメッセージカタログが利用できない場合は message を返し、一方メッセージカタログはあるが指定したメッセージがない場合は 空の文字列が返される。 SUSv2 ではこの二種類のエラーリターンは廃止され、 常に message を返すことにしたようである。

準拠

POSIX.1-2001.

関連項目