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chroot - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 注意

名前

chroot - ルートディレクトリを変更してコマンドを実行する。

書式

chroot directory [ command [ args ]...]
chroot [--help] [--version]

説明

chroot はルートディレクトリを指定してコマンドを実行する。 多くのシステムでは、スーパーユーザーだけがこれを行える。
通常、ファイル名はディレクトリ構造のルート (root=根)、つまり `/' を起点として調べられる。 chroot はこのルートをディレクトリ directory に変更して command を実行する ( directory は存在するディレクトリでなければならない)。 オプション args を指定することもできる。 command が指定されないと、デフォルトは SHELL 環境変数の値となる。 この変数が設定されていなければ、`/bin/sh' を `-i' オプションを指定して実行する。
chroot jail から起動されたプロセスが システムライブラリにアクセスできないという状況は、 非常にありがちなので注意すること。

オプション

"--help"
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
"--version"
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

注意

プログラムのバグについては bug-sh-utils@gnu.org に報告してください。 ページの更新は Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が行っています。