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create_module - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 準拠
  7. 注意
  8. 関連項目

名前

create_module - ローダブルモジュールのエントリを作成する

書式

#include <linux/module.h>

caddr_t create_module(const char *name, size_t size);

説明

create_module ()は、ローダブルモジュールのエントリを作成し、そのモジュールの保持に必要な カーネルメモリを予約しようとする。 このシステムコールを使うには特権が必要である。

返り値

成功すると、モジュールが配置されるカーネル空間のアドレスを返す。 エラーの場合 -1 を返し、 errno を適切に設定する。

エラー

EEXIST
その名前のモジュールがすでに存在する。
EFAULT
name がプログラムがアクセスできるアドレス空間の外部にある。
EINVAL
要求したサイズが小さすぎて、モジュールのヘッダ情報すら格納できない。
ENOMEM
モジュールを格納するのに必要な大きさの連続したメモリブロックを カーネルが確保できなかった。
EPERM
呼び出し元が特権 ( CAP_SYS_MODULE ケーパビリティ) を持っていなかった。

準拠

create_module ()は Linux 固有である。

注意

このシステムコールが存在するのはカーネル 2.4 までの Linux だけである。 Linux 2.6 では削除された。

関連項目