cron - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
cron - 予定されたコマンドを実行するデーモン(Vixie Cron)
書式
cron
説明
cron は /etc/rc または /etc/rc.local から起動されるべきである。 すぐに(シェルに)戻るので、'&' を付けて起動する必要はない。
cron は /etc/passwd にあるアカウントをファイル名に持つ crontab ファイルを /var/cron/tabs から探し、見つけた crontab ファイルをメモリに読み込む。 また cron は /etc/crontab も見る (このファイルのフォーマットは少々異なっている: crontab (5)を参照)。 cron は 1 分ごとに起きて、読み込まれた crontab ファイルを評価し、 それぞれのコマンドを今起動すべきかどうかチェックする。 コマンドを実行すると、全ての出力を crontab ファイルの所有者にメールする (または MAILTO 環境変数が crontab ファイルにあれば、 そこで指定されたユーザーに送る)。
さらに cron は 1 分ごとにスプールディレクトリ(または /etc/crontab ファイル)の最終修正時刻(modtime)をチェックし、もし変更されていれば、 すべての crontab ファイルの最終修正時刻をチェックし、 変更された crontab ファイルを読み直す。 よって crontab ファイルを修正するたびに cron を再起動する必要はない。 crontab (1)コマンドは、crontab ファイルが変更されたかどうかにかかわらず、 スプールディレクトリの最終修正時刻を更新することに注意せよ。
関連項目
crontab(1), crontab(5)
著者
Paul Vixie <paul@vix.com>