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daemon - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. 関連項目
  6. 注意
  7. 準拠

名前

daemon - バックグラウンドで動作させる

書式

#include <unistd.h>
int daemon(int nochdir , int noclose );

説明

daemon ()は、制御端末から分離させてシステムデーモンとして動作させたい プログラムのための関数である。

引き数 nochdir が 0 の場合、 daemon ()は、カレント・ワーキング・ディレクトリをルート ("/") に変更する。

引き数 noclose が 0 の場合、 daemon ()は、標準入力・標準出力・標準エラーを /dev/null にリダイレクトする。

返り値

(この関数が fork して fork ()が成功すると、親プロセスでは _exit (0),が実行されるので、これ以降のエラーは子プロセスからしか見れない)。 成功した場合は 0 を返す。 エラーが起こった場合、 daemon ()は -1 を返す。 さらに、大域変数 errno をライブラリ関数   fork (2),   setsid (2) に対して指定されたエラーに設定する。

関連項目

注意

/dev/null は存在するが、想定するメジャー番号とマイナー番号の キャラクタデバイスでなかった場合、 glibc の実装でも -1 が返される。 この場合、 errno が設定される必要はない。

準拠

POSIX.1-2001 にはない。 同様の関数が BSD には見られる。 daemon ()関数は 4.4BSD で始めて登場した。