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debugreiserfs - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
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  7. 関連項目

名前

debugreiserfs - ReiserFS ファイルシステムのデバッグツール

書式

debugreiserfs [ -dDJmoqpuSV ] [ -j device ] [ -B file ] [ -1 N ]
device

説明

debugreiserfs は ReiserFS ファイルシステムで生じた問題解決の 役に立つ (かもしれない)。 オプションを付けずに実行すると、 device 上に見つかった ReiserFS ファイルシステムの スーパーブロックを表示する。

device
デバイスに対応するスペシャルファイル。 (例えば、/dev/hdXX は IDE ディスクパーティションで、 /dev/sdXX は SCSI ディスクパーティションである)。

オプション

-j device
ジャーナルの内容を表示する。 -p オプションにより、 ジャーナルを他のメタデータと一緒にアーカイブに入れることができる。
-J
ジャーナルヘッダを表示する。
-d
ファイルシステムにおける内部ツリーのフォーマット済みノードを表示する。
-D
ファイルシステムにおける全ての使用中ブロックの フォーマット済みノードを表示する。
-m
ビットマップの内容を表示する (少しだけ役に立つ)。
-o
オブジェクト ID マップを表示する (少しだけ役に立つ)。
-B file
内部の ReiserFS ツリーに格納されている不正なブロックのリストを取得し、 ASCII 形式のリストに変換して、指定されたファイルに書き出す。
-1 blocknumber
ファイルシステムの中の指定されたブロックを表示する。
-p debugreiserfs -p /dev/xxx | gzip -c > xxx.gz によって ファイルシステムのメタデータを取り出す。 ファイルシステムが破損している ブロック全体をアーカイブに入れようとする場合、 破損がない限りは何のデータも入らない。 この出力を我々に送ってもらえれば、 同じ構造を持つファイルシステムを debugreiserfs -u によって作成できる。 データファイルがあまり大きくなければ、 これによって大抵の場合は障害を速やかに再現し、 デバッグすることが可能となる。
-u
debugreiserfs -p によって以前にアーカイブに入れられたメタデータから、 gunzip -c xxx.gz | debugreiserfs -u /dev/image によって ReiserFS ファイルシステムのイメージを構築する。 結果のイメージは元のファイルシステムとは同一ではない。 ほとんどの場合は debugreiserfs -p によって メタデータしかアーカイブに入れられていないので、 ファイルシステム構造が完全に再作成されるためである。
-S
-S オプションが指定されていない場合、 -p オプションは ファイルシステムビットマップのみで使われているマークされたブロックを扱う。 このオプションを設定した場合、 debugreiserfs は全てのデバイスに対して適用される。
-q
-p オプションが指定されている時に、進捗度を表示させない。

著者

このバージョンの debugreiserfs は Vitaly Fertman <vitaly@namesys.com> によって書かれた。

バグ

バグは、できる限り多くの情報 (ハードウェア・カーネル・パッチ・設定・ 表示された全てのメッセージ) とともに、 ReiserFS の開発者 <reiserfs-dev@namesys.com> に報告してほしい。 関連する情報があるかもしれないので syslog を調べてほしい。

関連項目