fflush - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
fflush - ストリームの内容を強制的に出力(フラッシュ)する
書式
#include <stdio.h>
int fflush(FILE *
stream
);
説明
fflush ()関数は、ユーザー空間でバッファリングされているすべてのデータを 与えられた出力に書き出す (フラッシュする)。 あるいはストリーム stream の下位にある書き込み関数を用いてこのストリームを更新する。 ストリームは開いた状態のままであり、 この関数によって何の影響も受けない。
stream 引数が .BR NULL ならば、 fflush ()は開いているすべての 出力ストリームをフラッシュする。
これらの処理をロックせずに行いたいときは、 unlocked_stdio (3) を参照のこと。
返り値
成功すると 0 が返される。 その他の場合には EOF が返され、大域変数 errno が、エラーに対応した値に設定される。
エラー
- EBADF
-
Stream
は開いているストリームではない。
あるいはストリームは書き込み用ではない。
fflush ()関数は write (2) ルーチンで指定されているようなエラーで失敗することもある。 この場合 errno もその値に設定される。
注意
fflush ()は、 C ライブラリが与えているユーザー空間のバッファしかフラッシュしない。 データが物理的にディスクに保存されることを保証したければ、 カーネルバッファもフラッシュしなければならない。 これには例えば sync (2) や fsync (2) を用いる。
準拠
C89, C99.