finite - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
finite, finitef, finitel, isinf, isinff, isinfl, isnan, isnanf, isnanl - BSD の浮動小数点分類関数
書式
#define _BSD_SOURCE
#include <math.h>
int finite(double x);
int finitef(float x);
int finitel(long double x);
int isinf(double x);
int isinff(float x);
int isinfl(long double x);
int isnan(double x);
int isnanf(float x);
int isnanl(long double x);
説明
finite
()関数は、 x
が無限大や無効値 (NaN) のいずれでもない
場合に 0 以外の値を返し、それ以外の場合は 0 を返す。
isnan
()関数は、 x
が NaN の場合 0 以外の値を返し、
それ以外の場合は 0 を返す。
isinf
()関数は、 x
が正の無限大であれば 1 を返し、x
が負の無限大で
あれば -1 を返す。それ以外の場合は 0 を返す。
注意
これらの関数は廃止された点に注意すること。 C99 では、これらの置き換えとして (どんな型にも適用できる) isfinite(), isinf(), isnan() というマクロが定義されている。 さらに C99 の isinf() は返り値に関して弱い意味での保証しかないことにも 注意すること。詳細は fpclassify (3) を参照。
可用性
glibc システムでは、これらの関数は _BSD_SOURCE、 _SVID_SOURCE、 _GNU_SOURCE のいずれかが定義された場合に <math.h> で宣言される。また、 isnan() 系の関数は _XOPEN_SOURCE が定義された場合に 宣言される。
歴史
finite ()関数は 4.3BSD で登場した。