ftime - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
ftime - 日付と時間を返す
書式
"#include <sys/timeb.h>"
int ftime(struct timeb *
tp
);
説明
現在の日付と時間を
tp
に返す。
tp
は、以下のように定義されている:
struct timeb { time_t time; unsigned short millitm; short timezone; short dstflag; };
ここで、time は紀元(the epoch)からの秒数、 millitm は 1000 ミリ秒までのより細かい時間、 timezone はグリニッジから西周りの分で計測されるローカルタイムゾーン、 dstflag はもし 0 でなければ、一年の一部で夏時間が 存在することを示すフラグである。
最近では、timezone と dstflag の内容は未定義である。 O .SH "RETURN VALUE"
返り値
O This function always returns 0. この関数は常に 0 を返す。 O .SH BUGS
バグ
この関数は古いものである。使ってはならない。 秒単位の時間で十分なら、 time (2) が利用できる。 gettimeofday (2) でマイクロ秒が得られる。 clock_gettime (3)でナノ秒が得られるが、まだ一般的に利用可能ではない。
O glibc 2.1.1 is correct again. millitm フィールドは、libc4 と libc5 では正しく動作する。 しかし、初期の glibc2 ではバグがあり、常に 0 を返す。 glibc 2.1.1 から再び正常になった。 O .SH HISTORY O The O .B ftime() O function appeared in 4.2BSD.
歴史
ftime ()関数は 4.2BSD に現れた。 O .SH "CONFORMING TO"
準拠
4.2BSD, POSIX.1-2001. O .SH "SEE ALSO"