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fwide - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. 準拠
  6. 関連項目
  7. 注意

名前

fwide - FILE ストリームの入出力単位を設定または取得する

書式

#include <wchar.h>

int fwide(FILE *stream, int mode);

説明

disallowed. It mode がゼロならば fwide () 関数は stream の現在の 入出力単位を決定して返す。stream がワイド文字単位のとき、 すなわちワイド文字 I/O は許されてバイト(char) I/O は許されていない ときには返り値 > 0 となる。 stream がバイト単位のとき、すなわちバイト I/O は許されて ワイド文字 I/O は許されていないときには返り値 < 0 となる。 stream の入出力単位がまだ決定されていない場合にはゼロが返される。 この場合には次の I/O 操作によって入出力単位が変更される。 ( バイト I/O 操作の場合にはバイト単位に、ワイド文字 I/O 操作の場合には ワイド文字単位になる。)

一度ストリームの入出力単位が決まると、変更することはできず、 ストリームがクローズ(close)されるまで保持される。

mode がゼロでない場合には fwide () 関数は最初に stream の入出力単位を設定しようとする。(mode > 0 の場合にはワイド文字単位に、 mode < 0 の場合にはバイト単位に。) そして上記と同様に現在の 入出力単位を返す。

返り値

fwide () 関数はストリームの入出力単位の設定を試みた後にその値を返す。 返り値 > 0 ならばワイド文字単位、返り値 < 0 ならばバイト単位を意味する。 返り値が 0 ならば未決定を意味する。

準拠

ISO/ANSI C, POSIX.1-2001.

関連項目

fprintf (3), fwprintf (3)

注意

バイト単位のストリームにワイド文字を出力にするには fprintf () 関数の %lc 変換や %ls 変換を使用することができる。

ワイド文字単位のストリームにバイト単位の出力を行うには fwprintf () 関数の %c 変換や %s 変換を使用することができる。