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getpeername - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 準拠
  7. 注意
  8. 関連項目

名前

getpeername - 接続している相手ソケットの名前を取得する

書式

#include <sys/socket.h>
int getpeername(int s , struct sockaddr * name , socklen_t * namelen );

説明

getpeername ()はソケット(socket) s に接続している相手の名前を返す。 namelen パラメータは、 name で指定した領域のサイズに初期化しておかなければならない。 関数が返る時には、 namelen には実際に返された名前のサイズが (バイト単位で) 格納される。 提供されたバッファが小さすぎた場合には、名前は切り詰められる。

返り値

成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は -1 が返され、 errno を適切に設定する。

エラー

EBADF
引き数 s が有効なディスクリプタでない。
EFAULT
name パラメータの指しているメモリが有効なプロセスのアドレス空間の 一部でない。
EINVAL
namelen が不正である (例えば、負で場合など)。
ENOBUFS
この操作を行なうのに十分な資源がシステムに存在しない。
ENOTCONN
ソケットが接続していない。
ENOTSOCK
引き数 s がソケットでなくてファイルである。

準拠

SVr4, 4.4BSD ( getpeername ()関数は 4.2BSD で登場した), POSIX.1-2001.

注意

getpeername ()の三番目の引き数は実際には `int *' である (4.x BSD, libc4, libc5 では このようになっている)。 POSIX では紆余曲折を経て現在の socklen_t になっており、 glibc でも socklen_t を使っている。   accept (2) も参照のこと。

関連項目