getpeername - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
getpeername - 接続している相手ソケットの名前を取得する
書式
#include <sys/socket.h>
int getpeername(int
s
, struct sockaddr *
name
, socklen_t *
namelen
);
説明
getpeername ()はソケット(socket) s に接続している相手の名前を返す。 namelen パラメータは、 name で指定した領域のサイズに初期化しておかなければならない。 関数が返る時には、 namelen には実際に返された名前のサイズが (バイト単位で) 格納される。 提供されたバッファが小さすぎた場合には、名前は切り詰められる。
返り値
成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は -1 が返され、 errno を適切に設定する。
エラー
- EBADF
- 引き数 s が有効なディスクリプタでない。
- EFAULT
- name パラメータの指しているメモリが有効なプロセスのアドレス空間の 一部でない。
- EINVAL
- namelen が不正である (例えば、負で場合など)。
- ENOBUFS
- この操作を行なうのに十分な資源がシステムに存在しない。
- ENOTCONN
- ソケットが接続していない。
- ENOTSOCK
- 引き数 s がソケットでなくてファイルである。
準拠
SVr4, 4.4BSD ( getpeername ()関数は 4.2BSD で登場した), POSIX.1-2001.
注意
getpeername ()の三番目の引き数は実際には `int *' である (4.x BSD, libc4, libc5 では このようになっている)。 POSIX では紆余曲折を経て現在の socklen_t になっており、 glibc でも socklen_t を使っている。 accept (2) も参照のこと。