insque - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
insque, remque - キューにアイテムを挿入/削除する
書式
#include <search.h>
void insque(void *elem, void *prev);void remque(void *elem);
説明
insque() と remque() は双方向連結リスト
(doubly-linked list)を操作する関数である。
リスト中のそれぞれの要素は、最初の二つの構造体要素が
次と前へのポインタであるような構造体である。
insque() は elem で示される要素を prev で示される
要素の直後に挿入する。 prev は NULL であってはならない。
remque() は elem で示される要素を双方向連結リストから取り除く。
準拠
POSIX.1-2001
歴史的記録
伝統的に(SunOS, Linux libc 4,5 では)これらの関数の引数は
struct qelem *型であり、これは以下のように定義されている。
struct qelem { struct qelem *q_forw; struct qelem *q_back; char q_data[1]; };
この定義は <search.h>をインクルードする前に _GNU_SOURCE を定義することで 得られる。
これらの関数のプロトタイプの置かれる場所は、 UNIX の種類により異なる。 上記は POSIX 版である。<string.h> にあるシステムもある。 Linux libc4,5 は <stdlib.h> にプロトタイプを置いている。