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io_cancel - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. バージョン
  7. 準拠
  8. 関連項目
  9. 著者

名前

io_cancel - 未処理の非同期 I/O 操作の取り消し

書式


#include <libaio.h>
intio_cancel (io_context_tctx , structiocb*iocb , structio_event*evt );

説明

io_cancel () は、以前に io_submit システム・コールを使って登録された 非同期 I/O (AIO) 操作の取り消しを行おうとする。 ctx は、取り消しを行う 操作の AIO コンテキストの ID である。指定した AIO コンテキストが見つかると、 対象のイベントの取り消しが行われ、その後 evt で指されたメモリに コピーされる (このとき、完了キューへの移動は行われない)。

返り値

成功した場合、io_cancel () は 0 を返す。 そうでない場合、「エラー」の節にリストアップされているエラーのいずれか 一つが返される。

エラー

EINVAL
ctx で指定された AIO コンテキストが無効である。
EFAULT
データ構造の中に無効なデータを指しているものがある。
EAGAIN
指定された iocb の取り消しが行われなかった。
ENOSYS
io_cancel () はこのアーキテクチャでは実装されていない。

バージョン

非同期 I/O システム・コールは 2002年8月に Linux 2.5 で初めて登場した。

準拠

io_cancel () は Linux 固有であり、移植を想定したプログラムで 使用すべきではない。

関連項目

io_setup (2), io_destroy (2), io_getevents (2), io_submit (2).

非同期 I/O システム・コールは Benjamin LaHaise が書いた。

著者

Kent Yoder.