isalpha - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
isalnum, isalpha, isascii, isblank, iscntrl, isdigit, isgraph, islower, isprint, ispunct, isspace, isupper, isxdigit - 文字を分類する
書式
#include <ctype.h>
int isalnum(int c);
int isalpha(int c);
int isascii(int c);
int isblank(int c);
int iscntrl(int c);
int isdigit(int c);
int isgraph(int c);
int islower(int c);
int isprint(int c);
int ispunct(int c);
int isspace(int c);
int isupper(int c);
int isxdigit(int c);
説明
これらの関数は、現在のロケールに従って c を分類する。 c は unsigned char か EOF でなければならない。
- isalnum ()
- 英字または数字であるかを調べる。 (isalpha( c ) || isdigit( c )) と等価である。
- isalpha ()
- アルファベットかどうか調べる。標準の "C" ロケールでは (isupper( c ) || islower( c )) と等価である。他のロケールでは、大文字でも小文字でもない他の文字でも isalpha ()が true を返すことがある。
- isascii ()
- c が、ASCII文字セットに合致する 7ビットの unsigned char であるかを調べる。
- isblank ()
- 空白文字 (スペースかタブ) であるかを調べる。
- iscntrl ()
- 制御文字かどうかを調べる。
- isdigit ()
- 数字 (0〜9) かどうかを調べる。
- isgraph ()
- 表示可能な文字かどうかを調べる。スペースは含まれない。
- islower ()
- 小文字かどうかを調べる。
- isprint ()
- 表示可能な文字かどうかを調べる。スペースも含まれる。
- ispunct ()
- 表示可能な文字かどうかを調べる。スペースと英数字は含まれない。
- isspace ()
- 空白文字かどうかを調べる。 """C""" ロケールか """POSIX""" ロケールでは、空白文字とは、スペース、フォームフィード ( '\f' )、改行(newline) ( '\n' )、復帰(carriage return) ( '\r' )、水平タブ ( '\t' )、垂直タブ ( '\v' )である。
- isupper ()
- 小文字かどうかを調べる。
- isxdigit ()
-
16進数での数字かどうかを調べる。
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 a b c d e f A B C D E F の文字であるかどうかを調べることと等価である。
返り値
文字 c が調べた文字の種類に合っていれば 0 以外を返す。 そうでなければ 0 を返す。
準拠
C99, 4.3BSD. isascii () は BSD や SVr4 の拡張である。 isblank () は POSIX.1-2001 と C99 7.4.1.3 に準拠している。
注意
ある文字がどの種類に入るかということは、現在のロケールに依存する。 たとえば、デフォルトの "C" ロケールでは isupper ()は A のウムラウトを認識できないので、それが大文字だということがわからない。