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last - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 注意
  6. ファイル
  7. 著者
  8. 関連項目

名前

last, lastb - 最近ログインしたユーザのリストを表示する

書式

last [ -R ][ -num ][ -n num ][ -adiox ][ -f file ][ name... ][ tty... ]
lastb [ -R ][ -num ][ -n num ][ -f file ][ -adiox ][ name... ][ tty... ]

説明

last/var/log/wtmp ファイル(もしくは-f オプションを用いて 指定したファイル)を時間の流れとは逆方向に検索して行き、 そのファイルが作られて以来ログイン(及びログアウト)した全ての ユーザのリストを表示する。 ユーザ名及びttyの名前を引数として与える事もできる。 その場合は引数と一致したエントリーのみを表示する。 ttyの名前は簡略化する事が出来る。 例えば、last 0last tty0 とするのと同じである。

last は -2SIGINT0シグナル(インタラプト・キー(通常はcontrol-C)を押すと発生する) もしくは -2SIGQUIT0シグナル(quitキー(通常はcontrol-\)を押すと発生する) を受け取ると、 いつの分まで検索したかを表示し、 -2SIGINT0シグナルの場合はプログラムを終了する。

システムをリブートすると、 疑似的なユーザreboot がログインしたものとして /var/log/wtmp ファイルに記録が残される。 従って、last reboot とすると、ログファイル生成以後全ての リブートのログが表示される。

lastb は、デフォルトでは不正なログインを記録する /var/log/btmp ファイルのログを表示するということ以外は last と同じである。

オプション


last に何行表示させるか指定する。
同上。
hostname フィールドを表示しない。
ホスト名を最後の欄に表示する。 次のオプションと組み合わせて用いると便利。
ローカルからのログインでない場合は、Linuxはリモートホストの名前だけでなく、 その IP アドレスも記録している。 このオプションを用いた場合は、その IP アドレスをホスト名に変換し直して表示する。
このオプションは-d と同様にリモートホストの IP アドレスを表示するが、 アドレスを 数字と `.' を使った形式で表示する。
(linux-libc5 アプリケーションが作成した)古い形の wtmp ファイルを読み込む。
システムのシャットダウン及びランレベル変更の記録も表示する。

注意

wtmp 及びbtmp ファイルが存在しない可能性もある。 システムは これらのファイルが存在する場合のみ情報を書き留める。 上記のファイルが存在するか否かは各サイトの設定の問題である。 これらのファイルを使いたい場合は、touch (1) コマンドを使って簡単に 作る事が出来る(例えば、touch /var/log/wtmp ) 。

ファイル

/var/log/wtmp
/var/log/btmp

著者

Miquel van Smoorenburg, miquels@cistron.nl

関連項目