logsave - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
logsave - コマンドの出力をログファイルに保存する
書式
logsave [ -asv ] logfile cmd_prog [ ... ]
説明
logsave プログラムは、指定された引き数をつけて cmd_prog を実行し、出力のコピーを logfile に保存する。 logfile を置くディレクトリが存在しない場合、 書き出せるようになるまで logsave は出力をメモリ内に蓄えておく。 出力のコピーは標準出力にも書き出される。
cmd_prog が 1 個のハイフン ('-') の場合、 logsave は、プログラムを実行する代わりに標準入力から入力を取得し、 logfile に書き出す。
logsave は /var パーティションがマウントされるまで 初期ブートスクリプトの出力を保存しておくのに役立つ。 そして (/var パーティションがマウントされたときに)、 出力を /var/log に書き出すことができる。
オプション
- -a
- このオプションを指定すると、出力で logfile の現在の内容を置き換えるのではなく、出力を追加する。
- -s
- このオプションを指定すると、 logsave は control-A (ASCII 001 または Start of Header) と control-B (ASCII 002 または Start of Text) で囲まれた 文字列をログファイルに書かないで飛ばす。 これにより、ユーザに対してはプログレスバーの情報をコンソールで見せて、 ログファイルには書き込まないことが可能になる。
- -v
- このオプションを指定すると、 logsave のユーザへの出力をより詳細にできる。
著者
Theodore Ts'o (tytso@mit.edu)