makeinfo - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表
名称
makeinfo - Texinfo 文書を変換する
書式
makeinfo [OPTION ]... TEXINFO-FILE ...
説明
Texinfo で書かれたドキュメントを他のさまざまなフォーマットに変換します : Emacs またはスタンドアロンの GNU Info でオンラインに読むのに 適している Info ファイル (デフォルトではこれになります)、プレーンテキスト (--no-headers を使用したとき)、あるいは HTML (--html を使用したとき) です。
オプション
- --commands-in-node-names
- ノード名に @ コマンドを許可します。
- -D VAR
- 変数を定義します。@set を使用した場合と同様です。
- -E , --macro-expand FILE
- マクロを展開したソースを FILE に出力します。
- --error-limit =NUM
- NUM 個のエラーが出ると終了します (デフォルトでは NUM は 100 です)。
- --fill-column =NUM
- Info ファイルの行を NUM 文字目で折り返します (デフォルトでは 72 です)。
- --footnote-style =STYLE
-
STYLE に従った脚注を出力します :
`separate' は、そのノード自身の中に脚注を置きます。 `end' は、脚注が定義されているノードの末尾に脚注を置きます (これがデフォルトです)。 - --force
- エラーが起こっても出力を保持します。
- --help
- このヘルプ画面を表示し、終了します。
- --html
- Info フォーマットではなく、HTML フォーマットで出力します。
- -I DIR
- DIR を @include のサーチパスに加えます。
- --ifhtml
- HTML を生成しないときでも、@ifhtml および @html テキストを 処理します。
- --ifinfo
- HTML を生成するときでも、@ifinfo テキストを処理します。
- --iftex
-
@iftex および @tex テキストを処理します。
--no-split オプションを暗に含んでいます。 - --no-headers
- Info のノードセパレータおよび Node: 行を省き、標準出力に --output オプションを付けないものを出力します。
- --no-ifhtml
- @ifhtml および @html テキストを処理しません。
- --no-ifinfo
- @ifinfo テキストを処理しません。
- --no-iftex
- @iftex および @tex テキストを処理しません。
- --no-split
- Info フォーマットの出力が大きいときに分割したり、ノード毎に HTML ファイルを作成したりするのをやめます。
- --no-validate
- ノードの相互参照の検証処理を省きます。
- --no-warn
- 警告を出力しません (ただし、エラーは出力します)。
- --number-sections
- 出力に章、セクションなどの番号を含むようにします。
- -o , --output =FILE
- FILE に出力します。@setfilename は無視します。
- -P DIR
- DIR を @include サーチパスの先頭に置きます。
- --paragraph-indent =VAL
-
Info の段落を VAL 文字だけスペースで字下げします (デフォルトは 3 です)。
VAL が `none' であるとき、字下げは行いません。 VAL が `asis' であるとき、現在存在する字下げ処理を保持します。 - --reference-limit =NUM
- NUM 個の参照までに関して警告を出します (デフォルトは 1000 です)。
- -U VAR
- 変数の定義を無効にします。@clear を使用した場合と同じです。
- -v , --verbose
- 現在何を処理しているかを表示します。
- --version
-
バージョン情報を表示し、終了します。
@if... 条件文に対するデフォルトの動作は、出力フォーマットに依存します : HTML を生成する場合、--ifhtml がオンになり、他はオフになります。 Info ファイルやプレーンテキストのファイルを生成する場合、--ifinfo が オンになり、他はオフになります。
使用例
- makeinfo foo.texi
- Info ファイルを foo の @setfilename で定義されているファイルへ書き出します。
- makeinfo --html foo.texi
- HTML ファイルを foo の @setfilename で定義されているファイルへ書き出します。
- makeinfo --no-headers -o - foo.texi
- プレーンテキストを標準出力に書き出します。
- makeinfo --number-sections foo.texi
- 番号づけした章を付けた Info ファイルを書き出します。
- makeinfo --no-split foo.texi
- Info ファイルを 1 つだけ書き出します。大きいかもしれませんが。
バグレポート
バグレポートは bug-texinfo@gnu.org へ電子メールで送ってください。 一般的な質問や議論は help-texinfo@gnu.org へお願いします。
関連項目
makeinfo
のドキュメント全体は、Texinfo マニュアルとして管理されています。
info
および
makeinfo
プログラムがあなたのサイトで正しくインストールされていれば、
info makeinfo
コマンドで完全なマニュアルにアクセスすることができます。
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