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makeinfo - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名称
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 使用例
  6. バグレポート
  7. 関連項目
  8. COPYRIGHT

名称

makeinfo - Texinfo 文書を変換する

書式

makeinfo [OPTION ]... TEXINFO-FILE ...

説明

Texinfo で書かれたドキュメントを他のさまざまなフォーマットに変換します : Emacs またはスタンドアロンの GNU Info でオンラインに読むのに 適している Info ファイル (デフォルトではこれになります)、プレーンテキスト (--no-headers を使用したとき)、あるいは HTML (--html を使用したとき) です。

オプション

--commands-in-node-names
ノード名に @ コマンドを許可します。
-D VAR
変数を定義します。@set を使用した場合と同様です。
-E , --macro-expand FILE
マクロを展開したソースを FILE に出力します。
--error-limit =NUM
NUM 個のエラーが出ると終了します (デフォルトでは NUM は 100 です)。
--fill-column =NUM
Info ファイルの行を NUM 文字目で折り返します (デフォルトでは 72 です)。
--footnote-style =STYLE
STYLE に従った脚注を出力します :
`separate' は、そのノード自身の中に脚注を置きます。 `end' は、脚注が定義されているノードの末尾に脚注を置きます (これがデフォルトです)。
--force
エラーが起こっても出力を保持します。
--help
このヘルプ画面を表示し、終了します。
--html
Info フォーマットではなく、HTML フォーマットで出力します。
-I DIR
DIR を @include のサーチパスに加えます。
--ifhtml
HTML を生成しないときでも、@ifhtml および @html テキストを 処理します。
--ifinfo
HTML を生成するときでも、@ifinfo テキストを処理します。
--iftex
@iftex および @tex テキストを処理します。
--no-split オプションを暗に含んでいます。
--no-headers
Info のノードセパレータおよび Node: 行を省き、標準出力に --output オプションを付けないものを出力します。
--no-ifhtml
@ifhtml および @html テキストを処理しません。
--no-ifinfo
@ifinfo テキストを処理しません。
--no-iftex
@iftex および @tex テキストを処理しません。
--no-split
Info フォーマットの出力が大きいときに分割したり、ノード毎に HTML ファイルを作成したりするのをやめます。
--no-validate
ノードの相互参照の検証処理を省きます。
--no-warn
警告を出力しません (ただし、エラーは出力します)。
--number-sections
出力に章、セクションなどの番号を含むようにします。
-o , --output =FILE
FILE に出力します。@setfilename は無視します。
-P DIR
DIR を @include サーチパスの先頭に置きます。
--paragraph-indent =VAL
Info の段落を VAL 文字だけスペースで字下げします (デフォルトは 3 です)。
VAL が `none' であるとき、字下げは行いません。 VAL が `asis' であるとき、現在存在する字下げ処理を保持します。
--reference-limit =NUM
NUM 個の参照までに関して警告を出します (デフォルトは 1000 です)。
-U VAR
変数の定義を無効にします。@clear を使用した場合と同じです。
-v , --verbose
現在何を処理しているかを表示します。
--version
バージョン情報を表示し、終了します。

@if... 条件文に対するデフォルトの動作は、出力フォーマットに依存します : HTML を生成する場合、--ifhtml がオンになり、他はオフになります。 Info ファイルやプレーンテキストのファイルを生成する場合、--ifinfo が オンになり、他はオフになります。

使用例

makeinfo foo.texi
Info ファイルを foo の @setfilename で定義されているファイルへ書き出します。
makeinfo --html foo.texi
HTML ファイルを foo の @setfilename で定義されているファイルへ書き出します。
makeinfo --no-headers -o - foo.texi
プレーンテキストを標準出力に書き出します。
makeinfo --number-sections foo.texi
番号づけした章を付けた Info ファイルを書き出します。
makeinfo --no-split foo.texi
Info ファイルを 1 つだけ書き出します。大きいかもしれませんが。

バグレポート

バグレポートは bug-texinfo@gnu.org へ電子メールで送ってください。 一般的な質問や議論は help-texinfo@gnu.org へお願いします。

関連項目

makeinfo のドキュメント全体は、Texinfo マニュアルとして管理されています。 info および makeinfo プログラムがあなたのサイトで正しくインストールされていれば、
info makeinfo

コマンドで完全なマニュアルにアクセスすることができます。

COPYRIGHT

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