makewhatis - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
makewhatis - whatis データベースを生成する
書式
makewhatis [-u] [-v] [-w] [-s sections ] [-c [ catpath ]] [ manpath ]
説明
makewhatis は引数で与えられた manpath のうちの sections にある全てのマニュアルページや、 catpath のうちの sections にある全てのフォーマット済みページを読み込む。 それぞれのページに対し、 makewhatis は一つの行を whatis データベースに書き込む。 各行にはページの名前と短い説明が、ダッシュ (-) で区切られたかたちで 記述される。説明はマニュアルページの NAME (名前・名称) セクション の内容から抽出される。
英語以外の言語では NAME 以外の用語をセクション名に用いるため、 makewhatis はこれに等価な単語をチェコ語、イタリア語、フィンランド語、フランス語、 ドイツ語、スペイン語に対して認識する。
訳注 :JM にある日本語パッチを当てた makewhatis は、 日本語のタイトルに対応しています。
manpath 引数が与えられなければ、デフォルトでは /usr/man を用いる。
オプション
- -u
- データベースを新しいページの情報で更新する。
- -v
- 饒舌な出力をする。
- -w
- manpath を `man --path` で得られる値にする。
- -s sections
- manpath または catpath の sections をみる。このオプションを省略すると、 1 2 3 4 5 6 7 8 9 n l が仮定される。
- -c catpath
- catpath に置かれたフォーマット済みのマニュアルページをスキャンする。 この引数を省略すると、 /usr/man/preformat と /usr/man の先に見付かったほうのディレクトリが仮定される。
例
/usr/X11R6/man/whatis
と
/usr/local/man/whatis
だけを再構築する。
makewhatis /usr/X11R6/man /usr/local/man
フィンランド語、フランス語、イタリア語の翻訳を含め、
全てのデータベースを再構築する。
LANGUAGE=fi:fr:it makewhatis -w
バグ
makewhatis は標準的でない troff で記述されたマニュアページ (Tcl/Tk のページなど) をあまりうまく扱うことができない。
makewhatis は翻訳版のフォーマット済みページには動作できない。