manlint - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
manlint - man ページや mdoc ページのエラーを報告するプログラム
書式
manlint [ options ] [ list of files ]
説明
manlint は、通常のテキストのスペルチェッカのように、 man ページや mdoc ページのフォーマットの lint (エラー) を明らかにする。 manlint は許可されるマクロとエスケープシーケンスの一覧を持ち、 許可されるリストにないマクロやエスケープシーケンスが 使われているかを報告する。 許可されるリストには、 man (7) と mdoc (7)で定義される全てのマクロと、 man (7) で定義される troff の安全なサブセットが含まれる。 manlint はいろいろなルールが適合するかどうかもチェックする。
man ページが manlint を通れば、 troff の全てを実装しているわけではない man2html (1) のようなツールに対しても、広く移植可能である。
ファイルのリストを省略した場合は、標準入力を使う。 "-" という名前のファイルは標準入力として解釈される。
バグ
現在のところ、このプログラムは非常に不完全である。 オプションはなく、実際にはエスケープシーケンスをチェックしない。 また mdoc フォーマットを処理できない。 しかし、このプログラムが何をすべきかは明らかであり、 現在の状態でも既存の man ファイルにある多くの問題を見付けることができる。
著者
David A. Wheeler (dwheeler@ida.org)
関連項目
man
(7),
mdoc
(7).