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md5sum - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 注意

名前

md5sum - MD5 ハッシュチェックサムを計算・チェックする

書式

md5sum [ -bctw ][ --binary ][ --check ][ --status ][ --text ][ --warn ][ FILE... ]
md5sum [ --help ] [ --version ]

説明

md5sum は 128 ビットのチェックサム (「指紋 (fingerprint)」 「メッセージダイジェスト」と呼ばれることもある) を FILE 各々に対して計算して表示する。 FILE が一つも与えられないと標準入力から読み込む。また FILE が ` - 'だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。
チェックサムを計算したときの 各入力 FILE に対する出力フォーマットは、 MD5 sum 値・スペース・ファイルタイプを示す文字 (バイナリなら `*'、テキストなら ` ')・ファイル名、からなる。 --check は入力がこのフォーマットであるものとみなす。

オプション

-b, --binary
各入力ファイル FILE を場異なるモードで読み込む。 Unix システムではバイナリファイルとテキストファイルの区別がないので、 このオプションは何の効果も無い。 これは DOS プラットフォームではデフォルトになっている。
-c, --check
指定された FILE それぞれからファイル名とチェックサムのペアを読み込み、 各ファイルに対応するチェックサムが正しいかどうかを報告する。 --check は入力に md5sum 自身の出力と同じフォーマットを期待する。
例えば:
md5sum *.txt > checksums.md5
md5sum --check checksums.md5
--text
すべての入力ファイルをテキストファイルとして扱う。
-w, --warn
チェックサムを調べるとき、 正しくない書式の MD5 チェックサム行に対して警告を発する。 このオプションは、チェック入力の一部だけが有効なような、 特殊な場合以外はあまり役に立たない。
--status
状態を示すリターンコードのみを返し、黙って終了する。 警告やチェックサムの間違いは出力されないが、 ファイルがオープンできない、読み込めない等の動作エラーは出力する。 成功した場合の終了コードは 0 で、 これはすべてがパスし、エラーが全くなかった場合にのみ返される。 それ以外の場合は 0 以外の値が返される。
"--help"
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
"--version"
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

注意

プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
man ページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.net> が作成しました。