mempcpy - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
mempcpy, wmempcpy - メモリ領域をコピーする
書式
#define _GNU_SOURCE
#include <string.h>
void *mempcpy(void *dest, const void *src, size_t n);
#define _GNU_SOURCE
#include <wchar.h>
wchar_t *wmempcpy(wchar_t *dest, const wchar_t *src, size_t n);
説明
mempcpy ()関数は memcpy ()関数とほぼ同一である。 この関数は、 src で始まるオブジェクトから n バイトを、 dest で指されるオブジェクトにコピーする。 ただし dest の値を返すのではなく、 最後に書き込まれたバイトの後に続くバイトへのポインタを返す。
この関数はいくつかのオブジェクトが 連続的なメモリの場所にコピーされるような状況で役に立つ。
wmempcpy ()関数はこの関数と同じであるが、 wchar_t 型の引き数をとり、 n ワイド文字列をコピーする。
返り値
dest + n .
例
void * combine (void *o1, size_t s1, void *o2, size_t s2) { void *result = malloc(s1 + s2); if (result != NULL) mempcpy(mempcpy(result, o1, s1), o2, s2); return result; }
準拠
この関数は GNU における拡張である。