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mktemp - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 準拠
  7. 注意
  8. バグ
  9. 関連項目

名前

mktemp - 他と重ならないテンポラリファイル名を作成する

書式

#include <stdlib.h>

char *mktemp(char *template);

説明

関数 mktemp () は引数 template から他と重ならない テンポラリファイル名を作成する。引数 template で指示する文字配列 の後6文字は XXXXXX である必要がある。この部分がファイル名を他と 重ならないにするような文字で置き換えられる。 template は書き換えられるため、文字列定数ではなく文字配列として宣言するように しなければならない。

返り値

関数 mktemp () は異常終了時には NULL を (template が XXXXXX で終っていない)、その他の場合には template を戻す。 呼出しが正常終了の場合、 template の後6バイトに他と重ならない名前 (それまでに無い)になるように値が入る。異常終了の場合、template に 空文字が埋められる。

エラー

EINVAL
引数 template で指示された文字列の後6文字が XXXXXX でない。

準拠

4.3BSD, POSIX.1-2001.

注意

libc4, libc5, glibc1 でのプロトタイプ宣言は <unistd.h> に含まれる; glibc2 では Single Unix Specification に従って <stdlib.h> に含まれている。

バグ

mktemp () を決して使わないこと。4.3BSD 系の実装や XXXXXX を プロセス ID と1文字により置き換える方式ではせいぜい26の名前を返す ことができるにすぎない。 この名前は簡単に推測できることや、その名前がすでに存在しているかどうか テストして、そのファイルをオープンする間に競合がある事から、 mktemp () を使うのは毎回セキュリティリスクをおかすことになる。 この競合は   mkstemp (3) を使うことで避けられる。

関連項目