mtrace - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
mtrace, muntrace - malloc debugging
書式
"#include <mcheck.h>"
"void mtrace(void);"
"void muntrace(void);"
説明
関数
mtrace
()は、
malloc
(),
realloc
(),
free
()のハンドラを組み込む。
関数
muntrace
()はこれらのハンドラを解除する。
環境変数
MALLOC_TRACE
は
mtrace
()が出力を書き出すファイルを指定する。
ユーザが書き込み権限を持つファイルを指定しなければならない。
書き込み権限がない場合、
mtrace
()は何もしない。
ファイルが空でない場合、ファイルの元の内容を上書きする。
注意
mtrace ()の出力は ASCII 形式だが、人が読みやすいフォーマットではない。 そこで、glibc には mtrace 出力を分かりやすい形式に変換する perl スクリプトが付属している。
準拠
この関数は GNU 拡張である。