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mtrace - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 注意
  5. 準拠
  6. 関連項目

名前

mtrace, muntrace - malloc debugging

書式


"#include <mcheck.h>"
"void mtrace(void);"
"void muntrace(void);"

説明

関数 mtrace ()は、 malloc (), realloc (), free ()のハンドラを組み込む。 関数 muntrace ()はこれらのハンドラを解除する。
環境変数 MALLOC_TRACEmtrace ()が出力を書き出すファイルを指定する。 ユーザが書き込み権限を持つファイルを指定しなければならない。 書き込み権限がない場合、 mtrace ()は何もしない。 ファイルが空でない場合、ファイルの元の内容を上書きする。

注意

mtrace ()の出力は ASCII 形式だが、人が読みやすいフォーマットではない。 そこで、glibc には mtrace 出力を分かりやすい形式に変換する perl スクリプトが付属している。

準拠

この関数は GNU 拡張である。

関連項目