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nice - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 注意

名前

nice - スケジュール優先度を変更してプログラムを実行する

書式

nice [-n adjustment ] [- adjustment ] [--adjustment= adjustment ] [ command [ arg... ]]
nice [--help] [--version]

説明

引数なしで実行すると、 nice は自身が継承したスケジューリング優先度を表示する。 それ以外の場合には、 nice はスケジューリング優先度を調整してから 与えられた command を実行する。

adjustment が与えられなかった場合には、 command の優先度は 10 増加される。 nice によって調整できる優先度の範囲は -20 (優先度最高) から 19 (優先度最低) までである。負の adjustment を与えるには適切な特権 (通常はスーパーユーザー権限) が必要である。

ほとんどのシェルには同名の組み込みコマンドがあるので、 単に `nice' として実行すると、 ここで記述されたものとは異なった機能のものが実行されるだろう。

オプション

-n adjustment , - adjustment , --adjustment= adjustment
command の優先度に加える値を、 10 ではなく adjustment にする。
"--help"
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
"--version"
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

注意

プログラムのバグについては bug-sh-utils@gnu.org に報告してください。 ページの更新は Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が行っています。