papd.conf - ファイルのフォーマットと規約の説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
papd.conf - papd(8) が使う設定ファイル。Netatalk 印刷デーモンが使うプリンタを設定する
説明
/etc/netatalk/papd.conf
は papd が使う設定ファイルであり、
netatalk が提供する印刷サービスを設定する。
これを有効にするためには、papd が /etc/netatalk/netatalk.conf
で
有効にされていなければならない点に注意すること。
papd
のデフォルトは、多くのシステムで lpd と同様である
(ただし Solaris では異なる)。
#
が先頭にない行が解釈される。
設定ファイルの行は以下のように構成される:
printername:[options]
最も簡単なケースは、papd.conf がない場合や、
このファイルの有効な行がない場合である。
この場合、atalkd はマシンのローカルプリンタを自動的に検出する。
\
を使えば、行の途中で分割できる点に注意すること。
printername は (Printer 1
) のような名前でも、
nbp_name フォーマットの
(Printer 1:LaserWriter@My Zone
) のような完全な名前でもよい。
16 台以上のプリンタを定義する場合は、
各プリンタのゾーンを明示的に定義すべきである。
さもないと Mac のセレクタは全てのプリンタを表示することができない。
指定可能なオプションはコロン (:
) で区切られ、
行はコロンで終らなければならない。
指定可能なオプションとフラグを以下に示す:
- am=(uam のリスト)
-
am
は、特定のプリンタに対して UAM を指定することを可能にする。
au
フラグが指定されていない場合や、
papd 認証が netatalk に組み込まれていない場合、何も影響を及ぼさない。
- au
-
このフラグが存在する場合、プリンタを使うための認証が有効にされる。
このフラグが有効になるためには、papd 認証が netatalk に組み込まれて
いなければならない点に注意すること。
- op=(オペレータ)
-
lpd にスプールするためのオペレータ名を指定する。
- pa=(appletalk アドレス)
-
Appletalk アドレスの指定する。通常は必要ない。
- pd=(ppd ファイルのパス)
-
選択されたプリンタに関連した
特定の PPD (プリンタ記述ファイル) を指定する。
- pr=(lpd プリンタ名)
-
スプールする lpd
プリンタを設定する。
関連項目
papd(8), atalkd.conf(5), lpd(8)