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pciconfig_read - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 準拠
  7. 関連項目

名前

pciconfig_read, pciconfig_write, pciconfig_iobase - pci デバイス情報を扱う

書式

#include <pci.h>

int pciconfig_read(unsigned long bus, unsigned long dfn, unsigned long off, unsigned long len, void *buf); int pciconfig_write(unsigned long bus, unsigned long dfn, unsigned long off, unsigned long len, void *buf); int pciconfig_iobase(long which, unsigned long bus, unsigned long devfn);

説明

PCI デバイスとのインタラクションは カーネル PCI レイヤで既に扱われているので、 通常はこららの関数をユーザ空間からアクセスする必要はない。

pciconfig_read ()
デバイス dev のオフセット off の値を buf に読み込む。
pciconfig_write ()
デバイス dev のオフセット offbuf の値を書き込む。
pciconfig_iobase ()
bus/devfn ペアをこの関数に渡し、 メモリオフセット (prep のようなものでは、この値は 0xc0000000 である) と PIO サイクルの IO ベースの物理アドレスを取得する。 また、もしあるならば ISA hole の物理アドレスを取得する。

返り値

pciconfig_read ()
成功した場合、0 が返される。 エラーの場合、-1 が返され、errno が適切に設定される。
pciconfig_write ()
成功した場合、0 が返される。 エラーの場合、-1 が返され、errno が適切に設定される。
pciconfig_iobase ()
which の値に基づいて、物理メモリ内の様々な I/O 領域の位置情報が返される。 which の値は、 IOBASE_BRIDGE_NUMBER, IOBASE_MEMORY, IOBASE_IO, IOBASE_ISA_IO, IOBASE_ISA_MEM である。

エラー

EINVAL
len の値が無効である。 これは pci_iobase には適用されない。
EIO
I/O エラー。
ENODEV
pci_iobase でホース (hose) の値が NULL である。 他の呼び出しで、スロット (slot) が見つからない。
ENOSYS
このシステムはこれらの呼び出しを実装していない。 (CONFIG_PCI が定義されていない)。
EOPNOTSUPP
この返り値は pci_iobase でのみ有効である。 これは which の値が無効であるときに返される。
EPERM
ユーザが CAP_SYS_ADMIN 権限を持っていない。 これは pci_iobase には適用されない。

準拠

これらの呼び出しは Linux 特有のものであり、 Linux 2.0.26/2.1.11 から使用可能である。

関連項目