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plipconfig - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 注意
  6. 関連項目
  7. バグ
  8. 著者

名前

plipconfig - PLIP デバイスのパラメータを微調整する

書式

"plipconfig interface"
"plipconfig interface [nibble NN] [trigger NN] [unit NN]"

説明

plipconfig は、 PLIP 制御のタイミングパラメータのデフォルト値を変更することによって、 PLIP の性能を (できれば) 改善するために用いられる。 結果はパラレルポートのハードウェア・ケーブル・PLIP 接続両端の各マシンにおける CPU 速度などに依存する。

interface 引数をひとつだけ与えると、 plipconfig はそのインターフェースの状態を表示して終了する。 その他の場合は、そのオプションを設定しようと試みる。

オプション

"nibble NN"
nibble wait の値を設定する (マイクロ秒単位)。 デフォルトは 3000。
"trigger NN"
trigger wait の値を設定する (マイクロ秒単位)。 デフォルトは 500。

デフォルトの値から小さくすることによって、 PLIP の速度が改善されることがある。 ただし小さくしすぎると CPU の負荷が大きくなり、 割り込みに対する反応時間が遅くなり、 シリアルポートが文字を取りこぼしたり、 PLIP パケットを取りこぼしたりする原因になる。 plip の MTU を変更することによっても PLIP の速度は変化する。

注意

なんの反応もないときは、まず間違いなく IRQ の設定が正しくない。 ifconfig を用いて正しく設定する必要がある。 デフォルトのパラメータが速すぎるような場合もありうる。 例えば非常に長いケーブルを使っているような場合などである。 パラレルポートは長いケーブル接続ができるようには 規格化・設計されていないので、 このような状況にはならないようにすべきである。

関連項目

バグ

ない。

著者

John Paul Morrison, <jmorriso@bogomips.ee.ubc.ca>, <ve7jpm@ve7jpm.ampr.org>