plipconfig - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
plipconfig - PLIP デバイスのパラメータを微調整する
書式
"plipconfig interface"
"plipconfig interface [nibble NN] [trigger NN] [unit NN]"
説明
plipconfig は、 PLIP 制御のタイミングパラメータのデフォルト値を変更することによって、 PLIP の性能を (できれば) 改善するために用いられる。 結果はパラレルポートのハードウェア・ケーブル・PLIP 接続両端の各マシンにおける CPU 速度などに依存する。
interface 引数をひとつだけ与えると、 plipconfig はそのインターフェースの状態を表示して終了する。 その他の場合は、そのオプションを設定しようと試みる。
オプション
- "nibble NN"
- nibble wait の値を設定する (マイクロ秒単位)。 デフォルトは 3000。
- "trigger NN"
-
trigger wait の値を設定する (マイクロ秒単位)。
デフォルトは 500。
デフォルトの値から小さくすることによって、 PLIP の速度が改善されることがある。 ただし小さくしすぎると CPU の負荷が大きくなり、 割り込みに対する反応時間が遅くなり、 シリアルポートが文字を取りこぼしたり、 PLIP パケットを取りこぼしたりする原因になる。 plip の MTU を変更することによっても PLIP の速度は変化する。
注意
なんの反応もないときは、まず間違いなく IRQ の設定が正しくない。 ifconfig を用いて正しく設定する必要がある。 デフォルトのパラメータが速すぎるような場合もありうる。 例えば非常に長いケーブルを使っているような場合などである。 パラレルポートは長いケーブル接続ができるようには 規格化・設計されていないので、 このような状況にはならないようにすべきである。
関連項目
バグ
ない。
著者
John Paul Morrison, <jmorriso@bogomips.ee.ubc.ca>, <ve7jpm@ve7jpm.ampr.org>