porttime - ファイルのフォーマットと規約の説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
porttime - ポートアクセス時間設定ファイル
説明
porttime は tty デバイス・ユーザ名・ログイン可能時間、のリストからなる。
それぞれのエントリは、コロンで区切られた三つのフィールドからなる。 最初のフィールドはコンマで区切られた tty デバイスのリストで、 アスタリスクを指定した場合はあらゆる tty デバイスにマッチする。 二番目のフィールドはコンマで区切られたユーザ名のリストで、 アスタリスクを指定した場合はあらゆるユーザにマッチする。 三番目のフィールドは、 コンマで区切られたログインを許可時間のリストである。
アクセス時間の各エントリは、 Su , Mo , Tu , We , Th , Fr , Sa で略記されたゼロ個以上の曜日と、 ハイフンで区切られた 2 つの時刻とからなる。 月曜日から金曜日までを指定する Wk や、 全ての日を指定する Al という略記法を用いることもできる。 曜日の指定が無い場合は Al だとみなされる。
例
次のエントリは、ユーザ jfh
が平日の午前9時から午後5時まで、
全てのポートからアクセス可能であることを示す。
*:jfh:Wk0900-1700
次のエントリは、
root
と oper
以外のユーザには、どの時間帯にも
/dev/console からのアクセスを許可しない。
この例は、/etc/porttime
ファイルがアクセス可能時間のリストを
どういう順序で扱うかも示している。
他の全てのユーザは二番目のエントリにマッチし、
したがって console からのアクセスは許可されない。
console:root,oper:Al0000-2400
console:*:
次のエントリは、
ユーザ games
が、就業時間外なら
あらゆるポートからアクセスできるように指定している。
*:games:Wk1700-0900,SaSu0000-2400
ファイル
/etc/porttime - ポートへのアクセス可能時間を記したファイル
関連項目
著者
Julianne Frances Haugh (jockgrrl@ix.netcom.com)