kazmax - Linux で自宅サーバー

readlink - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 準拠
  7. 歴史
  8. 関連項目

名前

readlink - シンボリック・リンクの値を読む

書式

#include <unistd.h>
ssize_t readlink(const char * path , char * buf , size_t bufsiz );

説明

readlink ()は path で与えられたシンボリック・リンクの内容を buf バッファーへ格納する、 buf のサイズは bufsiz である。 readlink ()は NULL バイトを buf に追加しない。 その内容全てを格納するのにバッファーが小さ過ぎる場合は、 ( bufsiz バイトの長さに) 内容を切り詰める。

返り値

成功した場合にはバッファーに格納された文字数を返す。 エラーが起こった場合には -1 を返し、 errno にエラー・コードを格納する。

エラー

EACCES
パスのディレクトリ部分に検索許可が与えられていない ( path_resolution (2)も参照すること)。
EFAULT
buf がプロセスに割り当てられたアドレス空間の外を指している。
EINVAL
bufsiz が正でない。
EINVAL
指定したファイルがシンボリック・リンクでない。
EIO
ファイル・システムの読み込み中に I/O エラーが起こった。
ELOOP
パス名にシンボリック・リンクが多すぎる。
ENAMETOOLONG
パス名かパス名の一部分が長過ぎる。
ENOENT
その名前のファイルが存在しない。
ENOMEM
カーネルに十分なメモリがない。
ENOTDIR
パスのディレクトリ部分がディレクトリでない。

準拠

4.4BSD ( readlink ()関数コールは 4.2BSD で現われた), POSIX.1-2001.

歴史

バージョン 2.4 以前の glibc (バージョン 2.4 を含む) では、 readlink ()の返り値の型は int で宣言されていた。現在では、返り値の型は ssize_t である (返り値 ssize_t は POSIX.1-2001 で (新たに) 必須となった)。

関連項目

lstat (2),  path_resolution (2),  readlinkat (2),  stat (2),   symlink (2)