rquotad - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
rquotad, rpc.rquotad - リモートクォータサーバ
書式
/usr/etc/rpc.rquotad [-p " port "] "
説明
rquotad
は
rpc
(3) のサーバであり、
リモートマシンで NFS マウントされている
ローカルファイルシステムの、
あるユーザに対するクォータ (quota: 割当のこと) を返す。
この結果は、
quota
(1) がリモートファイルシステムにおけるユーザクォータ
を表示するために用いられる。
rquotad
デーモンは、通常ブート時に、
rc.net
スクリプト (Slackware など、BSD 的なスクリプトのシステム) か、
/etc/rc.d/init.d/
または
/etc/init.d/
にある
nfs
スクリプト (RedHat や SuSE など、SysV 的なスクリプトのシステム)
から起動される。
オプション
- -p, --port port
- rpc.rquotad が listen するポートを指定する。 デフォルトでは rpc.rquotad は portmap (8)にポート番号を割り当ててくれるよう要求する。 このマニュアルの執筆時点では、 portmap が常に割り当てに用いるような、標準的なポート番号はない。 ポートの指定は、ファイアウォールを実装するときに便利だろう。
TCP_WRAPPERS のサポート
この版の
rpc.rquotad
は
tcp_wrapper
ライブラリによって保護されている。
クライアントからの
rpc.rquotad
に対するアクセスが必要なら、
許可するよう設定しなければならない。.bar.com ドメインの
クライアントからのアクセスを許可するには、
/etc/hosts.allow に次のように書けばよい。
rquotad: .bar.com
デーモンの名前は (バイナリのファイル名が異なっていても)
rquotad
としなければならない。
詳細は
tcpd
(8) と
hosts_access
(5) 各 man ページを見てほしい。
ファイル
quota.user , quota.group -- ファイルシステムのルートに置かれる quota ファイル
関連項目
quota
(8),
rpc
(3N),
nfs
(5),
services
(5),
portmap(8),
inetd
(8)