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rquotad - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. TCP_WRAPPERS のサポート
  6. ファイル
  7. 関連項目

名前

rquotad, rpc.rquotad - リモートクォータサーバ

書式

/usr/etc/rpc.rquotad [-p " port "] "

説明

rquotad は   rpc (3) のサーバであり、 リモートマシンで NFS マウントされている ローカルファイルシステムの、 あるユーザに対するクォータ (quota: 割当のこと) を返す。 この結果は、   quota (1) がリモートファイルシステムにおけるユーザクォータ を表示するために用いられる。
rquotad デーモンは、通常ブート時に、 rc.net スクリプト (Slackware など、BSD 的なスクリプトのシステム) か、 /etc/rc.d/init.d/ または /etc/init.d/ にある nfs スクリプト (RedHat や SuSE など、SysV 的なスクリプトのシステム) から起動される。

オプション

-p, --port port
rpc.rquotad が listen するポートを指定する。 デフォルトでは rpc.rquotadportmap (8)にポート番号を割り当ててくれるよう要求する。 このマニュアルの執筆時点では、 portmap が常に割り当てに用いるような、標準的なポート番号はない。 ポートの指定は、ファイアウォールを実装するときに便利だろう。

TCP_WRAPPERS のサポート

この版の rpc.rquotadtcp_wrapper ライブラリによって保護されている。 クライアントからの rpc.rquotad に対するアクセスが必要なら、 許可するよう設定しなければならない。.bar.com ドメインの クライアントからのアクセスを許可するには、 /etc/hosts.allow に次のように書けばよい。
rquotad: .bar.com
デーモンの名前は (バイナリのファイル名が異なっていても) rquotad としなければならない。
詳細は   tcpd (8) と   hosts_access (5) 各 man ページを見てほしい。

ファイル

quota.user , quota.group -- ファイルシステムのルートに置かれる quota ファイル

関連項目

quota (8), rpc (3N),  nfs (5),   services (5),  portmap(8),   inetd (8)