kazmax - Linux で自宅サーバー

setup - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 準拠

名前

setup - デバイスとファイルシステム(file systems)の初期化を行い、 ルートファイルシステム(root filesystem)のマウントを行う。

書式

#include <unistd.h>
_syscall0(int, setup)
int setup(void);

説明

setup ()は linux/init/main.c の中で一度だけ呼ばれる。 カーネル内部のデバイスとファイルシステムの初期化関数を呼び、 ルートファイルシステムのマウントを行なう。

ユーザープロセスからは setup ()を呼びだすことはできない。 ユーザープロセスからのアクセスは、たとえそのプロセスが スーパーユーザー権限を持っていても EPERM を受け取ることになる。

返り値

setup ()はユーザープロセスに対し常に -1 を返す。

エラー

EPERM
ユーザプロセスは常にこのエラーとなる。

準拠

この関数は Linux に特有のものであり、移植を考慮したプログラムでは 用いるべきではない。それどころか、あらゆるプログラムで用いるべきではない。 Linux 2.1.121 以降、もはやこの関数は存在しない。 呼び出し手続きは様々である。ある時は一つの引数 "void * BIOS" を取り、またある時は int magic を一つの引数として取っていた。