siginterrupt - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
siginterrupt - シグナルでシステム・コールに割り込むことを許す
書式
#include <signal.h>
int siginterrupt(int sig, int flag);
説明
siginterrupt () 関数は、システム・コールがシグナル sig によって割り込まれた後、再実行の際の振る舞いを変更する。
flag 引き数が偽(0)ならば、システム・コールが指定した シグナル sig によって割り込まれた後に、そのシステム・コールは 再実行される。これは Linux においてデフォルトの動作である。一方、 signal (2) 関数で新しいシグナル・ハンドラーを指定した場合は デフォルトでシステム・コールは中断される。
flags 引き数が真(1)でデータの転送が全く行なわれていないならば、 シグナル sig でシステム・コールは中断されて、-1 が返され、 大域変数 errno に EINTR が設定される。
flags 引き数が真(1)でデータの転送が開始されていれば、 システム・コールは中断され、それまでに実際に転送されたデータ の量が返される。
返り値
siginterrupt () 関数は成功した場合 0 を返す。 シグナル番号 sig が不正な場合は -1 を返す。
エラー
- EINVAL
- 指定したシグナル番号が不正である。
準拠
4.3BSD, POSIX.1-2001.