strdup - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
strdup, strndup, strdupa, strndupa - 文字列を複製する
書式
#include <string.h>
char *strdup(const char *s);
#define _GNU_SOURCE
#include <string.h>
char *strndup(const char *s, size_t n);
char *strdupa(const char *s);
char *strndupa(const char *s, size_t n);
説明
strdup
() 関数は、文字列 s
の複製である
新しい文字列へのポインタを返す。
新しい文字列のためのメモリはmalloc
(3)で得ている。
そして、free
(3)で解放することができる。
strndup
() 関数は同様であるが、最大で n
文字だけを複製する。
s
が n
よりも長い場合、n
文字だけが複製され、
終端の NULL バイト ('\0') が追加される。
strdupa
() と strndupa
() 関数は同様であるが、
バッファを割り当てるのに alloca(3)
を用いる。
これらの関数は GNU GCC を用いた場合にのみ有効で、
alloca(3)
で記述されているのと同様の制限を受ける。
返り値
strdup ()関数は複製された文字列へのポインタ、または 十分なメモリが確保できなかった場合にはNULLを返す。
エラー
- ENOMEM
- 複製された文字列を割り当てる十分なメモリが確保できなかった。
準拠
strdup ()は SVr4, 4.3BSD, POSIX.1-2001 準拠である。 strndup (), strdupa (), strndupa () は GNU 拡張である。
関連項目
alloca
(3),
calloc
(3),
free
(3),
malloc
(3),
realloc
(3),
wcsdup
(3)