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sysctl - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. パラメータ
  5. ファイル
  6. 関連項目
  7. バグ
  8. 著者

名前

sysctl - 実行時にカーネルパラメータを設定する

書式

"sysctl [-n] [-e] variable ..."
"sysctl [-n] [-e] [-q] -w variable=value ..."
"sysctl [-n] [-e] [-q] -p <filename>"
"sysctl [-n] [-e] -a"
"sysctl [-n] [-e] -A"

説明

sysctl はカーネルのパラメータを実行時に修正するのに用いる。 変更できるパラメータは /proc/sys/ 以下にリストされているものである。 Linux における sysctl の機能には procfs が必要である。 sysctl は sysctl データの読み書き両方に使える。

パラメータ

"variable"
読み取りの対象とするキーの名前。例えば kernel.ostype など。 セパレータとして '.' の代わりに '/' を用いることもできる。
"variable=value"
キーを設定する形式。 variable はキーで、 value がそのキーに設定される値である。 value にクォートやシェルによってパーズされる文字が入っている場合は、 value 全体をダブルクォートで括る必要がある。 この指定をしたら -w パラメータも指定しなければならない。
"-n"
キーの名前は表示せず、値だけ表示する。
"-e"
不明なキーについてのエラーを無視する。
"-N"
名前のみを表示する。 プログラム補完を持つシェルで役立つ。
"-q"
値のセットを標準出力に表示しない。
"-w"
sysctl の設定を変更する場合には、このオプションを指定する。
"-p"
指定されたファイルから読み込んだ内容を sysctl 設定にロードする (ファイル指定がなければ /etc/sysctl.conf から)。
"-a"
現在利用できる全ての値を表示する。
"-A"
現在利用できる全ての値を表形式で表示する。

/sbin/sysctl -a
/sbin/sysctl -n kernel.hostname
/sbin/sysctl -w kernel.domainname="example.com"
/sbin/sysctl -p /etc/sysctl.conf

ファイル

/proc/sys /etc/sysctl.conf

関連項目

バグ

-A パラメータが -a と同じようにしか動作しない。

著者

George Staikos, <staikos@0wned.org>