ugidd - システム管理コマンドの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
ugidd - uid/gid マッピングデーモン
書式
/usr/sbin/rpc.ugidd
説明
ugidd は、 uig/gid から名前文字列へのマップ要求や、その逆のマップ要求を 扱うデーモンを起動する。 このデーモンは、クライアントとサーバーが同じパスワードファイルを 共有していない場合に nfsd (8) サーバから呼ばれる。
このバージョンでは、サーバーへのアクセスを hosts_access (5) にあるファイル群を用いて制限することができる。これには -DHOSTS_ACCESS オプションをコンパイル時に指定する。これを指定しないと、 ugidd はインターネットの誰からもアクセスでき、クライアントホストで 有効なすべてのユーザー名のリストが入手できてしまう。例えば、 アクセスを利用しているクラス C の IP ネットワーク上のホストに 制限するには、以下の行を hosts.allow と hosts.deny に追加すればよい:
# /etc/hosts.allow rpc.ugidd: 192.168.1. # /etc/hosts.deny rpc.ugidd: ALL
関連項目
exports(5), inetd(8), hosts_access(5)
バグ
rpc プログラム番号は 0x20000000 から 0x3fffffff の間、「ユーザー定義」
領域にあるどれを使ってもかまわないが、この選択は完全に任意なものに
なってしまっている。