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unshar - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 関連項目
  6. 返り値
  7. 著者

名前

unshar - shar ファイルからファイルを取り出す

書式

unshar [ options ] [ file ... ]

説明

unshar は、メールメッセージをスキャンしてシェルアーカイブのはじまりを探し、 アーカイブの部分を (内部で起動した) シェルにかけて、ファイルを取り出す。 複数のファイルも受け付ける。 ファイルが指定されない場合、標準入力が使われる。

オプション

オプションには、- で始まる 1 文字のバージョンと、 -- で始まる長いバージョンがある。 2--help1, 2--version1 は例外で、 短いバージョンがない。
プログラムのバージョン番号を標準出力に表示し、すぐに終了する。
ヘルプを標準出力に表示し、すぐに終了する。
ファイルを取り出す前に、DIRECTORY に移動する。
shar ファイルへのオプションとして渡される。 (3.40 以降の shar で作られたような) 多くのシェルアーカイブスクリプトは、既存のファイルを上書きするための 引き数 2-c1 を受け付ける。
このオプションは、多くのシェルアーカイブを 1 つのメールフォルダに 集める人を主な対象として存在する。 このオプションを使うと、`unshar' は 同じフォルダファイルに入れられた各シェルアーカイブを分離し、 フォルダファイルの始めから終りへ順に、 各シェルアーカイブからファイルを取り出していく。 これらの作業が正しく行われるのは、 多くの shar ファイルの最終行の先頭が `exit 0' で終っているからである。
オプション 2-e1 は内部的には 2-E1 "exit 0" と同じである。
このオプションは 2-e1 と同じように動作するが、 アーカイブの間を隔てる文字列が `exit 0' では不適切な場合に、 文字列を指定できる。
たとえば、多くの (署名ファイル) `.signature' では 署名のすぐ前に `--' があるので、 `exit 0' という行が最後にないシェルアーカイブを分割するために、 `2--split-at1=--' がよく使われる。 そうすると、署名は次のメッセージのヘッダーとまとめて読み飛ばされる。
2-c1 と同じ。

関連項目

shar(1)

返り値

シェルからのすべてのメッセージが表示される。

著者

shar と unshar プログラムは多くの著者の協同作品である。 多くの人々が、問題の報告・いろいろな改良の示唆・実際のコードの提供に 貢献してくれた。 これらの人々は sharutils ディストリビューションの THANKS というファイルにリストされている。