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uuidgen - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. 返り値
  6. 準拠
  7. 著者
  8. 入手方法
  9. 関連項目

名前

uuidgen - UUID 値を生成するコマンドラインユーティリティ

書式

uuidgen [ -r | -t ]

説明

uuidgen プログラムは libuuid (3)ライブラリを用いて、 UUID (universal unique identifier: 汎システム的に他とは重ならない識別子) を生成する。 新しい UUID は、ローカルシステムで以前に生成された UUID はもちろん、他のシステムで過去・未来に作成された/作成される UUID のいずれとも重ならないと考えて良い。

uuidgen は二つのタイプの UUID を生成することができる。時刻ベースの UUID と 乱数ベースの UUID である。デフォルトでは、 質の良い乱数生成機構があれば uuidgen は乱数ベースの UUID を生成しようとする。そうでなければ 時刻ベースの UUID を生成する。 -r または -t オプションを指定すれば、二つのタイプのいずれかを生成するかを強制できる。

オプション

-r
乱数ベースの UUID を生成する。この方法は、ほとんどがランダムなビットから なる UUID を生成する。これを用いるには、オペレーティングシステムが /dev/random のような質の良い乱数生成機構を備えていなければならない。
-t
時刻ベースの UUID を生成する。この手法では、システムクロックと システムのイーサネットハードウェアアドレスが取得できればそれとに基づいて UUID を生成する。

返り値

1b4e28ba-2fa1-11d2-883f-b9a761bde3fb のような形式 ( printf (3)フォーマットで書けば "%08x-%04x-%04x-%04x-%012x") の UUID が標準出力に書き出される。

準拠

OSF DCE 1.1

著者

uuidgen は Andreas Dilger によって libuuid のために作成された。

入手方法

uuidgen は e2fsprogs パッケージ付属の libuuid の一部であり、 http://e2fsprogs.sourceforge.net から入手できる。

関連項目

libuuid (3)