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wait4 - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 注意
  7. 準拠
  8. 関連項目

名前

wait3, wait4 - BSD スタイルでプロセスの状態変化を待つ

書式

#include <sys/types.h>
#include <sys/time.h>
#include <sys/resource.h>
#include <sys/wait.h>

pid_t wait3(int *status, int options,
      struct rusage *rusage);

pid_t wait4(pid_t pid, int *status, int options,
      struct rusage *rusage);

説明

システムコール wait3 ()と wait4 ()は waitpid (2)と同様の動作をする。それに加え、子プロセスのリソース使用状況の情報を rusage が指す構造体に入れて返す。

rusage を使用する点を除けば、以下の 2つは等価である。

    wait3(status, options, rusage);
    waitpid(-1, status, options);

同様に、以下の 2つも等価である。

    wait4(pid, status, options, rusage);
    waitpid(pid, status, options);

言い換えると、 wait3 ()は全ての子プロセスを対象に待つが、 wait4 ()では特定の子プロセス (複数可) を選んで待つことができる。

rusage が NULL でない場合、 rusage が指す rusage 構造体 には子プロセスのアカウント情報が格納される。 詳しくは   getrusage (2) を参照のこと。

返り値

waitpid (2)と同様。

エラー

waitpid (2)と同様。

注意

現在では <sys/time.h> をインクルードする必要はないが、インクルードしておくと 移植性を高めることができる (実際には <sys/resource.h>rusage 構造体が定義されているが、そのフィールドで使用されている struct timeval 型は <sys/time.h> で定義されている)。

これらの関数のプロトタイプは _BSD_SOURCE が定義されている場合のみ利用できる。

準拠

4.3BSD

関連項目